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あめふら日記

IRIS15クール目 day9 なんか・・・・つらかった

今回何が辛かったって、吐き気がずっと残っていたこと。
いつもなら吐き気はせいぜい残っても2、3日のもので、初日の辛さを乗り越えればあとは割と何とかなってたんだけど。
今回は、「食べ物のことを考えると胸がいっぱいになる」状態が結局1週間続いた。
(その代わり、無性にお腹が空いて辛いという時期はなかった。)

ずっとトラウマになっている食べ物があって、何かというと「焼き豆腐の豚肉ごまみそかけ」。
何が悪かったのか知らないが、豚ひき肉と白ごまを味噌あんにしたもののことを思い出すと、それだけで気持ち悪くなる。
食べ物のことを考えると気持ち悪くなって、でも食べないともたないから何だったら食べられるかぐるぐる考えざるを得なくて、で、トラウマメニューに思い至ってうわあああああ・・・・みたいなことを繰り返していた。



それともう一つ、気づいたことがあった。
何ということはないんだけど、

がんを患ってお腹の手術も受けて身体的・精神的に結構なハンディキャップを持っていて、かつ抗がん剤の副作用であちこち常に具合悪いのに、仕事上はこれまた健常な人と(あるいは健康だった頃の自分と)全く同じ仕事量をこなそうとしてるんだから、きついのは当たり前だ。

ということ。
今までここに思い至らなかったことが驚き。「これからは”周りの人にお願いする”ことを覚えなくてはいけないよ」と、以前母に諭されたではないか。全く理解してなかった。
無理が利かない自分のことを一番理解してなかったのは、実は自分でした、的な。


ものすごく幸運なことに、自分が急に体調が悪くなって休んでも、職場では周りの人がフォローに入ってくれる。
だから、どうしてもだめなときは休める。
でもやっぱり仕事を休むことには罪悪感がつきまとうもので、「こんなんじゃ仕事続けていけないよ無理だよ」なんて思っていた。

でもねえ。

そもそも「今までと同じように」「他の人と同じように」仕事すること自体が無理なのよね。
無理を承知でえいえいと横車を押してるようなもんなんだから、きついのは当然なのよね。

職場の理解があって、緊急事態の時に休みは取れても、普段の仕事量自体を減らしてくださいとは言いづらい。
休ませてください、ということよりも、何十倍も言いづらい。というか、言えない。
だから頑張ってはいるけれど、どうやったってできないことがあるし、努力じゃどうにもならないことだってあるわけで、そこに関して自分を責めても何も出てこない。

なので、ちょっと考える方向を変えればいいのかな、と思ったりして。

できることをできる限りやりましょう。できないことを悩んでも仕方ないのです。
反省しても悩んでも、腸は生えてこないからねー。



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by amefurashimodoki | 2014-10-10 22:35 | IRIS
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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