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あめふら日記

入院19日目(術後15日目)

朝から腹部超音波があるので、朝食ぬき。



午前、腹部超音波。


……。


肝臓にまだらに脂肪がついていて、そのため脂肪のない部分が腫瘍みたいに見える。
が、よく見ると腫瘍ではないので問題なし。


……。
脂肪肝。か。



すぐに検査が終わったので、病室に戻って朝食を摂ることにする。
ずっと食べてなかった、パン。
実は昨日のうちに売店で買っておいたのだ。
普段はそんなにパン好きな訳じゃないが、ずっと食べてないと小麦粉が恋しい。
しかし中途半端に余った。どうしようこれ。
しかも思ったほど感動ないし。ありー。


CTは夕方になる予定なので、階段やらホールやらぐるぐる歩き回る。
歩け歩け。
週末には退院の予定。



帰ってきて昼食。
何と、ツルムラサキが出た!
それと、冬瓜とミョウガの煮物。
ツルムラサキとかミョウガって、ダメな人は絶対ダメなんじゃなかろうか。
いくら体によくても、ねばねばであろうとも、ツルムラサキは食べられないさ。



午後、頭部CT。
こないだのCTと違って、頭と肩とひじ下ががっちりホールドされる。
頭は絶対動かさないでくださいとのことなので、目を閉じてひたすら耐える。

頭なので造影剤はどこから入れるのか不安。と思ったら、右腕から入れるとのこと。
よかった。首に刺されたらどうしようかと思った。
造影剤、前回は限りなく注射だと思ったが(直角シリンジ)、今回は歯医者さんのような長いアームの先からラインが伸びている。
針も長くて、これは確かに点滴だわね。
苦手な右腕から入れる。
痛いかも、あ、やっぱ痛いです、とか言ってる間にスパッと針が入り、造影剤が回り、撮影が終わって針が抜けて終了。
何とスピーディー。
そして2回目だからか、造影剤の衝撃も薄かった。
どうせなら上半身全部撮影してくれればいいのに。っていう訳にもいかないのか。



職場の同僚がお見舞いに来てくれた。
話を聞くにつけ、やはり早く職場復帰せねばと思う。
ただ、いつ職場復帰できるのかとも思う。



夕食は、今日からごはん。
何でずっとおかゆなんだろうと思っていたが、単に切り替え忘れただけらしい。
そして、今まで割と何を食べても感動しなかったが、ごはんだけは別。
ごはんうまし!これは感動。
日本人でよかった。



先日からノニを飲み始め、顔に劇的に吹き出物が発生している。
これって好転反応なのか?
顔洗うのも嫌なくらいぼこぼこだ。
治るのかしら。





# by amefurashimodoki | 2011-08-12 12:25 | 第一回入院(低位前方術/外科)

入院18日目(術後14日目)

手術から2週間。
考えてみたら、咳をしたりベッドから起きたりするのが苦じゃなくなった。
そりゃまぁ、まだお腹はかばいたくなるけど、それでも腹筋に力を入れても痛くない。
おお。これは大発見。
ただ、なぜかくしゃみだけは途中で立ち消える。自主規制?



今朝は朝食までにすでに排便2回。やはり何だか緑色だ。
溜めて出す習慣をつけなくては、と思いつつ、やはりトイレに行ってしまう。
ちょっと調べてみたところ、緑色の便は大腸が働いていない証、と出てきた。
最近食べ過ぎなのかしら。
ちょっと便が緩いので、朝の酸化マグネシウムはお休みにした。



夕方から、退院後の栄養指導を受けた。
便秘・下痢・頻便の対処法と、摂取する食品の良し悪しについて。

胃の手術と違って、腸の手術後は基本的にそんなに厳しい食事制限はないらしい。
ただ、1~2か月は気をつけなくてはいけないことが何点か。
 1、食事は腹6~7分目にしておくこと。
 2、ゆっくりよく噛んで食べること。
 3、繊維質の多い食品は避けること。
 4、刺激物(香辛料、カフェイン、炭酸、アルコールなど)は避けること。
 5、脂肪分の多いものも避けること。
そして、アルコールを避ける理由が意外。
アルコールを飲んでいると、食べ過ぎるから。だって。
ほうほうなるほど。

あとは、便秘から腸閉塞を起こすことがあるので、食物繊維を取るよう心掛けること。
ただし、便秘になることがあるので、あまり食物繊維が多いものは取らないように。
これは栄養指導的に説明が難しいポイントらしい。
分かりやすく言うと、煮て柔らかくなる野菜をどんどん食べればよいらしい。
三分がゆの時期にカリフラワー責めにされた理由も分かった。柔らかいもんね。
煮ても焼いても柔らかくならないものは、まだ食べちゃだめ。
同じ理由で、枝豆やとうもろこしもだめ。
貝類とかイカとかタコとか、噛んでも口に残るものもだめ。
薄いお茶やコーヒーや紅茶はいいけど、濃いお茶やコーヒーはだめ、とか。
まぁ普通に考えてきつそうなものは避けて、ふんわりとしたものを食べろということか。
こないだデザートに出たパイナップルは、案の定「控えるべき食材」に入っていた。


でも、バターや生クリームは「おすすめの食材」に入ってる。
ということで、一番聞きたかったことを聞いてみる。


ケーキとか、チョコレートは食べてもいいですか?


……えーと、笑われた。
当分は、半分ずつ食べましょうね。だって。
みよちゃんか。



その後、消化器内科診察。

化学療法は、FOLFOX+アバスチンの組み合わせからスタート。
目に見える副作用が一番少ないものから始めるとのこと。
とはいえ、手足のしびれは必ず起こるし、白血球減少や消化管穿孔などの怖い副作用も当然ある。
アバスチンは出血すると止まりにくくなるので、特に頭部に腫瘍があると使えない薬だそうだ。
そこでまず、明日は転移の有無を調べるために肝臓の超音波検査と頭部CT。
肝臓といえば、入院前の腹部超音波でかなり時間かけてぐりぐりやられた記憶が。
CTもうっかりするとひどい目に合いそうな予感。
というか、この上肝転移とか脳転移とかなってたら、それこそ目もあてられない。
怖いよー。


化学療法1回目は入院で行うが、最初は白血球減少を見極めるために7~10日間の入院を予定。
副作用が強く出るようであれば、職場にはさらに病気休暇を願い出るしかあるまいよ。
もう一度、自分でも化学療法について勉強しなくては。


そういえば、「最近困っていること」として頻便と緑色便を挙げてみた。
頻便は、だんだん落ち着くと思うんだよね。緑色便は何かに感染してるんだよなー。
外科の先生に整腸剤お願いしてみて。
ほう?感染?
とにかく整腸剤で大腸増強作戦。



この日は夜になっても便意が収まらなかったり、お腹の傷がつれて痛んだり。
この状態で退院しろって言われても、困る。





# by amefurashimodoki | 2011-08-11 13:46 | 第一回入院(低位前方術/外科)

入院17日目(術後13日目)

今日は朝食前から散歩。
一階まで階段で降りて、ホールをぐるぐる回ってから急患入口まで行って戻ってくる。
そのまま階段でまっすぐ5階まで上って、また下りてくる。


そんな朝の運動をしても、やはり朝食はぱっとしない。
今日は全粥に納豆がついた。
そして運動をしているのに、今度は何となく便秘な感じ。
酸化マグネシウムは飲んどこう。



今日もじわじわと暑い。
ポートの保護フィルム、テープ負けの保護フィルム、もちろんお腹の傷も、それぞれ汗をかいていてかゆい。
さらに言うと、右肩が動かしにくくて結果ひどい肩こりに。
でも下手に揉んだり動かしたりすると痛いし。
人の体は首~肩~腕と全部繋がっているのだ。
仕方がないので全身運動で血行を促す。
階段とか、ホールとか、うろうろうろうろうろ。
まだ外来だった頃、なんでこの病院はこんなに外来棟に入院患者がいるんだろうと思っていた。
なるほど、病棟の廊下往復レベルよりも回復した入院患者にとって、まとまった距離歩ける場所は外来棟なんだ。たくさんベンチもトイレもあるし。
そして入院患者にとっての散歩の大切さよ。
回復して退院が近づけば近づくほど、自分の体力の衰えにおののくのだ。まじで。



朝・昼と酸化マグネシウムを飲むので、どうしても夕方から頻便傾向になる。
そして何だか便が緑色になってきた。
何だこれ?





# by amefurashimodoki | 2011-08-10 10:27 | 第一回入院(低位前方術/外科)

入院16日目(術後12日目)

右肩が固定されて痛むので、何だか寝てるのも楽じゃない。
かといって、利き腕が使えないとなると何をするのも億劫。大変。
とりあえず、6時間ずつの鎮痛剤は飲み続ける。
縫合跡の引きつれる痛みには効かないが、飲めるものは一応飲んでおこう。
さらにはトイレも近く、憂鬱なスタート。



どうも手術が立て込んでいるらしく、朝の回診は看護師さんだけだった。右肩の圧迫は外してもらえない。
とりあえず痛み止め飲んで頑張ってくださいと言われる。
でもこれはきっと、テーピングでかぶれるに違いない。


うじうじしてても仕方ないので、昼食は頑張って右手で食べてみた。
ひじから下を、機械的に動かすだけ。
とてもとても美味しいもんじゃないよね。



安静時間になって、やっと先生の回診。
昨日の右肩の圧迫を取ってもらう。
いやーこのテープ取るの痛いんだよねー、って、それは昨日のあてこすりですかー。
と思ったら、本当に痛かった。
僕こないだこのテープはがされて、びっくりしたんですよ。涙目ですよ。
って。無造作にべりべり。
胸側が!
はがすの痛いって!
知ってたら加減しろって!
そして肩!水ぶくれ!
テープに負け、しっかり水ぶくれができていた。ああ。


でも、圧迫が取れたことで、右肩の痛みがだいぶ楽になった。
痛みと不自由感の大部分は、この圧迫だったことを知る。
しかしながら、ポートの傷口を覆っているステリーテープは血で固まって、すっかり一体化している。ちょっとしたワッペン状態。
あーちょっと傷口浸潤してるけど……覆ってるフィルム取れないからなぁ……まぁ大丈夫かな。

かなって。

頼みますよめがねくんー。


そして、退院のタイミングはいつにしましょうか、という話になる。
まぁ外科病棟でやらなきゃならんことは一通り終わったしね……でももうちょっと落ち着くまで入院していたい。
便通とか傷の痛みとか、まだ自分的には不安要素てんこ盛り。


連日の頻便がかなり辛い。1時間に一回どころの話じゃない。
トイレに行ってもほんのちょっとしか出ないし。
出るかと思って粘っても出ないし。しまいには肛門痛だし。


しかしまた考える。
直腸は今、手術後で腫れている。
そのため、便の気配があるだけで反応してしまう。
血管痛になった腕のように。
で、その反応をいちいち拾っていたら、こっちの身が持たない。

ということで、排便ルールを決めた。
1、便意があっても、ちょっと我慢してみる。
2、座ってすぐに排便がなければ、一旦切り上げる。
3、食事の後は、必ずトイレに行く。
ちょっとずつ、慣らしていこう。



夕方の入浴。
やっと慣れてきたと思ったら、また右肩に悩みの種発生。
ポートは防水フィルムで覆われてはいるものの、下側から浸水してるような気がするし、実際右腕を上げるのはまだ厳しい。
だんだん慣れるとは思うけど、今日のところは左手だけで洗顔・洗髪。体はしっかり洗いきれず不完全燃焼。



夜、散歩をしながら考える。


次の展開。

今までは手術 ~ 回復 ~ ポート設置 ~ 回復、と一つ一つこなしてきたけれど、いよいよ後がなくなってきた感じ。
次はいよいよ化学療法開始しかない。
で、その次には何があるの?ないの?
次があるかないかなんて、この病気になるまで考えたこともなかった。
というか、次があって当たり前と思って生きていた。
でも、実際のところどうなんだ?






# by amefurashimodoki | 2011-08-09 21:40 | 第一回入院(低位前方術/外科)

入院15日目(術後11日目)

昨日の夕食後に酸化マグネシウムを止めた。
結果、便通がピタッと止まった。
これもまた微妙。腸閉塞怖い。


夜中トイレに起きなかったせいか、ずうっと寝ていて看護師さんに起こされた。
それだけ睡眠時間が足りてないってことだろうか。
いくらでも眠れる感じ。


朝食後は酸化マグネシウム。
排便が止まると、排尿も止まる気がする。
そして排尿時の膀胱がきゅーっと絞れる感じがとても嫌だ。



今日は消化器内科の外来診察の日だが、午前中の外来が終わるまでは呼ばれまいとタカをくくる。
散歩がてら一階に下りてみて、暑さにおののく。
そうか今は夏か。
病棟の方が冷房が調整できる分格段に涼しい。
常に28℃で生活しているので、すっかり皮膚感覚が麻痺している感じ。



そうこうしているうちに、消化器内科に呼ばれる。
お久しぶりですせんせー。

これからの治療について。

これまた聞けば聞くほど過酷な内容。
化学療法は2週間に1度の通院で行う。
ただし、最初の1回だけは入院で。
何より副作用がどういうふうにどれくらい出るか分からないので、長めの入院で様子を見ることにする。
治療内容は、2種類の化学療法に、分子標的薬3種類の組み合わせで投薬する。

化学療法2つのうち、FOLFIRIは脱毛、FOLFOXは神経障害が大きな副作用。
どちらから始めても効果はほぼ変わらない。
また、分子標的薬もそれぞれに副作用がある。

以前先生からもらった化学療法のパンフも読んだし、先生からも改めてそれぞれの薬の副作用について聞く。
その上で、どの薬から始めたいという希望はありますか?と。
うーんそういわれても。

ベストな治療法をお願いしたいんですが。
それによって仕事の調整もありますし……
すると、フルタイムで働きながらの治療は難しいかもしれない、と。
ただ、仕事しながら通院して治療をしている人は多いとか。
しかし現実問題、治療がいつ終わるかあてもないのに、休職しても仕方ないんだよなぁ。
治療内容については、次回の消化器内科受診の時に詰めることにした。
愚痴とか不満とかどんどん吐き出してくださいと言われたが、何を言えばいいのかわからん。



病室に戻って茫然としていると、同室の乳がんの患者さんが、「自分も手術の前に半年化学療法受けたのよ」と。
この方はポートを設置せず、3週間に一度、自分で運転して通って腕の血管から点滴で投薬。
結果、腫瘍はかなり小さくなり、今回摘出にこぎつけたそうだ。
ただ、最後には点滴ができないほど腕が腫れたとのこと。

また、別の乳がん患者さんも腕から入れたが、皮膚がまっ黒くなって途中で治療を休んだと言っていた。
私の狭い人脈から見てみると、どうもポート設置になるのは私だけみたいだけど。
まぁ相性が合えば化学療法はとても効くということね。


ただ、髪は短くしなさいとみんなに言われた。
ああ。



夕方になってもポート設置に呼ばれないので、今日はないだろうとすっかり油断していたところ。
何と「今から入れます」と先生が呼びに来た。
あ、ドレーンの抜糸を痛くした、今月から外科に入った研修医先生だ。
内科で込み入った話してきた後で申し訳ないんですけど、今日やっちゃいます。夕食には間に合います。
焦る。それは焦る。どうしても今日じゃないとだめなんですかー。
正に不意打ち。完全にやられた。
じゃあ下で待ってますから。って、待ってなくていいですー。


施術は放射線科の透視室で行われる。
研修医のガーゼちゃん(ドレーン抜去後にさっさとガーゼあててくれた)がアリスのウサギのような状態で途中で待ち構えていた。逃がさないってことか。
あたふたと向かうと、スタッフ全員鉛エプロン装着の上お待ちだった。
ああ、執刀は抜糸くん(ドレーンの抜糸を痛くした前期研修医)かー。監督はめがねくん(後期研修医?お兄さんだけどお父さんじゃない)かー。
簡単な手術だけど痛くない手術じゃないよねー。
大きい先生はいないのか?いないよね?いないのかー。


もう一度確認します。どうしても今日じゃないとだめですか?心の準備がー。


透視台に病衣のまま横になり、右肩を大きくはだける。
顔に近い部位なので、顔の上に針金の枠を置いて、その上に手術用の不織布をかける。
この段階で情けないことに貧血を起こした。
すいません、ちょっと待ってください、待って待って。きゅー。
その結果、閉塞感がだめなんだろうということで、不織布が半分だけめくられた。なんか初めてケージに入れられて暴れてる動物のようだ。拘束帯とか出てきたらやだなー。
あとは、絶対に呼吸早くしないでください。と。
この上過呼吸とか絶対嫌だ。
左腕に血圧計と酸素濃度計がつけられる。看護師さん「大丈夫、血圧は90あるから」ってね。それ以上下がっても、始まったらいっそ止めないで。


最後にもう一つ確認します。これは全身麻酔にはならないんですか?

みなさん局所麻酔でやってますから、大丈夫ですよーと看護師さん。
何が大丈夫なんだー。


その後。
エコーで血管の部位を確認し、カテーテルを差し、ポートを埋め込んで1時間以内に終了した。らしい。
何をやってるのかもはや分からない。
ただ、大変なことになってるということだけ。
抜糸くんとめがねくんのやりとりが聞こえ、途中からガーゼちゃんが登場して透視台の操作に苦慮し、看護師さんは進行具合を確認しながら「あと少しだから」とか「押されてるだけだから」とか声をかけてくれるけど、そこに想像が加わってパニック。

というか、もう最初の局所麻酔から激痛で、麻酔したはずなのにまだまだ痛くて、追加の麻酔がまた痛くて、切られて痛くて押されて痛くて縫われて痛くて、とにかくもう何もかも痛い。


看護師さんに頭をしっかりと押さえられ、いや優しく撫でられながら、「歯医者さんの麻酔はどうしてたの?」と聞かれ、「いつも追加してもらってます」と答えてはたと気づいた。
あ、自分、麻酔効きにくいんだー。
昔ちょっとした怪我を縫合してもらった時も、麻酔したのに激痛だったし。
手術の時も、あっさり覚めたし。
そういえば胃カメラのキシロカインも?
看護師さんも先生も、「それって麻酔が効きにくい体質ってことだねぇ、でももう切っちゃったから最後までやらなきゃね」と。
あー損な体質。


しかし痛いものは痛い!
いくらめがねくんが焦るな焦るなと言っても、患者がこれだけ騒いだら焦るよね、抜糸くん。
でも痛いのを痛いと言わないと、多分おかしくなるので思うさま騒がせてもらう。ごめんね。
もうやだ帰りたい、まで言ってしまった。
抜糸くんは私にとって、痛いことしかしない先生だよ(3歳児並みの認識)。


最後まで痛くてしまいにはぐったりして、はい終わりました、ほんとに終わりましたから!と言われて終了(ここまでにフェイントが2回くらいあった)。
今回は難しいところが本当に難しかったらしい。って何のことだ。
なんかカテーテル入れる時難儀したらしい。
最後に包帯で傷をぐっと圧迫し、テーピングで固定。
あまりにぐったりしているので、めがねくんに病棟から迎えに来てもらうけど車椅子にしますか?と言われ。
看護師さんは来るとき歩いてきたから帰りも車椅子いらないよね、とマッチョなことをのたまう。
来るときはこんな右肩ぐるぐる巻きとかにされてなかったんだけどなー。


すると透視室の扉が開き、誰が呼んだか(本当に謎)車椅子登場。
図らずもあこがれの車椅子での移動となった。
多分歩いて帰れと言われたら帰れたと思うが。



手術のダメージが大きくしおしおとなった状態で、車椅子で帰ってきたので同室の患者さんの同情を一身に浴びることになった。
手術跡が痛いのか圧迫が痛いのかよく分からないが、とにかく痛いので6時間ごとに痛み止めを服用する。
当然のことながら寝返りなんて打てたもんじゃないので、ベッドの頭部を上げ、直立不動で寝た。



ちなみに夕食は結局全部食べた。
左手でスプーンを使い、デザートのスイカまで。意地になって食べた。



今日は酸化マグネシウムのコントロールが上手くいったようで、就寝後に起きずに済んだ。
やはり朝・昼のみの服用を続けよう。







# by amefurashimodoki | 2011-08-08 22:21 | 第一回入院(低位前方術/外科)
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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