あめふら日記

化学療法入院5日目(投与4日目)

朝から吐き気なのか強い空腹感なのか分からない波がこみ上げてきて、体を動かせない。
やっとのことで洗顔、朝食。
しかし、味噌汁を2、3口飲んでギブアップ。これは吐き気か。


でも何かを食べなきゃいけないので、栄養系ゼリー飲料に挑戦。
一パック全部飲めない。えぇぇぇ。
個別パックになってる小さいヨーグルトも、半分食べてギブアップ。
胃の入り口に、べっとりとヨーグルトが張り付いているような不快感。
えぇぇぇぇ。
水すら飲みたくない感じ。
今までにない状況に驚きながら、ぐったり寝る。



昼食は、見ただけでげんなり。
胃が動いていない。何かが詰まっている。そんな感じ。
お茶だけ飲み、寝る。
冷たい桃とかすいかとか食べたいなぁ、でも売店にそんなものないなぁ、的な。



午後になって少し楽になったような気がしたので、午前中のヨーグルトを食べ、水を飲んだ。
看護師さんに吐き気止めを所望。
もし水分も取れなくなったら点滴しかないですよ、と言われる。
向かいのベッドで同じ治療を受けている人が、全然違うのを食べると食べられることがあるから、とクッキーと揚げせんべいをくれた。
クッキー食べてみた。一枚食べられた。大丈夫だった。


食べられた、という経験は大事だ。



夕方、友人がお見舞いに来てくれたが、相手をするのが一苦労。
ベッドでぐったりしながら、話をするのも体力がいるんだと痛感。
そして病める者と未だ病まざる者との越えられない壁を感じた。
正直、今回の入院はお見舞い勘弁してくれと言ったのは本気だったんだけど。



頑張ってシャワーに挑戦したが、とてもふらふらするのでびっくりした。
看護師さんが、介助しなくて大丈夫?と心配してくれたのでびっくりした。
そんなに挙動不審というか重篤な状況なのか?
夕食も何とか食べようとしたが、せいぜいごはんとサラダくらいしか入らない。
半分くらい食べて、苦しくてギブアップ。やはり胃が受け付けない。
せめて排便があれば楽になる気がするが、それも上手くいかない(食べてないしね)。



回診に来た先生は、今日はビーサンだった。
吐き気止めはどんどん飲んでいいと言っていた。
食べられるものを食べて、スポーツ飲料を1.5リットル以上飲むこと。
それができなければいよいよ点滴しますよ、と。何より脱水症状になると大変だから。
右手の小指のしびれがまだ残っているので、メチコバールと漢方を出してもらうことに。



ふらふらするなーと思いながら、寝た。






# by amefurashimodoki | 2011-08-27 11:42 | 第二回入院(化学療法/内科) | Comments(0)

化学療法入院4日目(投与3日目)

ワイパックスを寝る前に飲んだはずなのに、いつもより眠れなかった。
夜中に目が覚めて、トイレに行こうと体を動かそうとしたとたん、右手首~肘~肩にかけて激痛。なんだこれ?
朝も両腕に激痛が走る。
副作用かと思ったが、体温が上がってきたら収まってきた。
その後左腕は何ともなくなったが、右手首が痛み、小指・薬指あたりにしびれが残る。もともと右手首は関節痛があったので、弱いところにきたんだろうか。
先生に伝えたが、関節痛が出るにはまだ早いなぁ、とのこと。



朝から何だか軽い吐き気がし、食欲がなくなってきた。そして便秘気味。
これも想定内の症状だと言われた。
軽い副作用ってこれ?
とりあえず腸閉塞が怖いので、下剤を出してもらう。



午前中はひたすら寝て過ごした。
昼、しぶしぶ昼食を食べていたら(食べるのも治療のうち)、突然便意、下痢。
あーせっかく便意が落ち着いてきたのに。これで頻便に逆戻りしてしまった。
右手も相変わらずの痛みで、すっかりごはん食べる気力をなくす。
早いうちに鎮痛剤を、と思いながら、こういう時に限って看護師さんの姿が見えず、ナースコールするかどうか逡巡しながら眠った。
こうなるんなら外科でもらった鎮痛剤とか持って来れば良かったな(勝手に飲んじゃダメなんだろうけど)。
関節痛は結局夕方まで続いた。



夜になって、予定より数時間遅れでシュアフューザーのライン抜去。


本当だったらここで化学療法センターの看護師さんと一緒に自分で抜く練習をしなきゃならなかったのだが、入院一日目のすれ違いからその連絡が上手くいっていなかったようだ。

本当は、入院一日目の化学療法レクチャー2回目は病棟じゃなくてセンターの看護師さんによるものだったらしい。それが何かの手違いでなくなってしまい、せっかく外来用のシュアフューザーを使っていたのに抜き方練習ができなかった、と。


でもそれを自分が知ったのはかなり後のことで、ここでは研修医先生が現れて、ラインをばちんばちんと止め、生理食塩水をシリンジでラインからポートに流して洗浄し、針をばちんと外して(これもまたするりとはいかなかった)フィルム貼って終了、となった。



今日の副作用まとめ。
吐き気・食欲不振・下痢・倦怠感(・関節痛)。
夕食まで何とか食べたが、胃~食道~首にかけて何かが詰まっているようで、明らかに胃が動いていない感触。
確かにげーげー吐いてるとかそういう激しい症状はないが、こういう何とも言えない不快感に近い症状が重なるとかなり辛い。
投与3日目にして、すっかり嫌になった。






# by amefurashimodoki | 2011-08-26 11:34 | 第二回入院(化学療法/内科) | Comments(0)

化学療法入院3日目(投与2日目)

朝から眠気が強く、ぎりぎりまで寝てみる。



朝食は普通に食べることができた。ただ、冷奴や大根サラダは苦味を強く感じるし、冷たいものも冷たさを強く感じる。


朝の段階では眠気とだるさが強いものの、これは昨日から飲んでいるワイパックス(安定剤)のせいかもしれない。
あとは、立ち上がった時に膝の辺りが伸びる感じというか、力が入らない感じというか。
夜に膝を立てて寝ていて伸ばした時にも同じ感覚がある。
股関節が伸びるというか抜けそうになるというか、何ともいえない不快感。



午前中は胸部CT。
治療の効果の度合いを見る、ベースラインとしての像を撮るそうだ。
なぜか車椅子でお迎えに来たので、大人しく乗ってみた。
CTは造影剤なしだったので拍子抜け。
滞在5分、また車椅子で帰った。


帰る途中、外科で一緒だったおかあさんと会った。
術後最初の診察だったらしい。
彼女は化学療法もなく、切って終わりで済んだようで、きちんと化粧してると病み上がりには見えない。
いいなぁ。



入浴もあったが、ポート周辺やライン類を濡らすことができないため、洗面台で洗髪に挑戦。
いやーすこぶる大変。
昼食もほぼ何事もなく平らげる。
ただ、トンカツってどうかなぁ。


あとはひたすら寝て過ごした。
心なしかげっぷが増えてきたような。



夕食もいつも通りにおいしくいただいて、寝る前にぐるぐる散歩して、終了。
副作用として挙げるとすれば、倦怠感・眠気・微熱(といっても37℃前後)・口内の寒冷刺激。血圧もやや高くなってきた(上が120~130程度)が、これはアバスチン効果。
むしろお腹の傷の方が痛んで気になった。






# by amefurashimodoki | 2011-08-25 00:53 | 第二回入院(化学療法/内科) | Comments(0)

化学療法入院2日目(投与1日目)

さあ特に具合悪いとこなければ今日からやりますよ、と朝から先生が言う。
今日は革靴にシャツだなぁ。とぼんやりと思う。
ですよねー。
お腹ちくちく痛いし、へたれからくる吐き気もあるけど、まぁ一般的に体調はオーライだなぁ。
ということで、この状態で引き延ばすのも意味がないので、今日からFOLFOX始めます。



お薬入れる前に、採血と採尿がありますよーと看護師さん。
心配して、昨日に引き続き担当についてくれた新人ちゃん。
でもね。トイレ行った直後なんですけどー。
そういうのは予め言ってくれないと無理ですよう。1時間かけて採尿。


採血も、刺したはいいが出てこない、小指しびれてます、という恐ろしい結果になり、選手交代。


そういえば採血泣かせの自分の血管について、「血管が見えにくい」→「触るとあるけど見えない」と評価が進化してきたが、つまり「深いところにちゃんとある」というあたりで評価が固まりそう。
なので、触って確認して遠慮せず刺せば出てくるんだそうだ。嫌だなぁ。
でも外科に入院してた頃、朝のベッド周りのカーテン閉めた薄暗い状態でがんがん採血できてたのも、そのへんに理由がありそうだ。嫌だけど。


あとは、ワイパックス(安定剤)服用。今日・明日は飲むらしい。



昼食後、いよいよ化学療法開始。

まずはポートに針を刺す。
研修医の先生が(例によって)一抱えの荷物を持って登場。
ポート専用のヒューバー針というのを初めて見る。太くないか?
大事にしていたステリーがばりばりとはがされ、意外と小さな縫合跡とも初めてご対面。


さて。
消毒をし、片手でポートが固定され、「はいちくっとしますよー」

……ちくっとじゃないって!
分かったこと。
 1、ポートの穿刺部分(シリコン)は意外と固い。
 2、ヒューバー針は、きちんと刺さるとカチっという。言わないと何か変なので刺し直し。
 3、そんな状態なので、ポートの上からポートごと剛力でぎゅーと押されるので大変痛い。

しかし薬剤は問題なく入っていったようだ。


今回のメニュー。mFOLFOX-6+アバスチン。
アバスチン90分→吐き気止め30分→オキサリプラチン+アイソボリン120分→5-FU15分
ここまでを輸液ポンプで。
その後シュアーフューザーに変えて、5-FU46時間。
ポートだと輸液ポンプで入りにくいことがあるらしく、ポンプが何度も鳴るので参った。



オキサリプラチン+アイソボリンまでは淡々と進んだ。
しいて言うならとてもだるく眠いので、午後はひたすら眠っていた。
眠って、起きて、がぶがぶと水を飲んでトイレに行って、また眠る。


5-FU急速投与の前に先生が登場し、ほら何ともなかったじゃん、と予防接種後の保育士さんのようなことを言う。
うーん確かに何ともない。
しかし5-FUまだ入れてませんから。


結局何事もないまま夕食を済ませ、シュアーフューザーに付け替え。

シュアーフューザーはもっと大きなボトルかと思ったが、15㎝ちょいぐらいの細長い眼鏡ケースみたいなもので、中に薬剤入りの風船が入っている。
点滴のラインの途中に小さなプラスチックの板みたいなの(流量制御部)がついていて、これを肌に密着するように貼ることで、一定の速さで薬が流れるようになってるそうだ。ハイテク。
メッシュの袋に入っているので、病衣のポケットに入れてもいいし、袋ごと首から下げるという手もある。ちなみに首から下げるとラインも全部病衣の中に入ってしまうので、傍目には何をやっているか分からない人になる。
まぁラインが心配なので、常に見えるようにはしときますが……とはいえ薬剤が入っているとそれなりに重さがあるので、ポケットに入れると不安定かも。
屈むとゴトンと落ちそうになる。
でもこれであとは46時間放置なので、シュアーフューザーとラインをしみじみと観察し、ちょっと階段の上り下りなんかの運動をして、また眠った。



何となく手のひらの感覚が麻痺しているような。これは気のせいか。
背中が熱くなったり冷たくなったりする気がするけど、これも室温の問題?
そして冷たいものを飲むと、口内から背中にかけて冷たい感触が強く残る。これが例のエルプラットによる寒冷刺激ってやつね。ただ、手足にはまだ出ていない。






# by amefurashimodoki | 2011-08-24 22:03 | 第二回入院(化学療法/内科) | Comments(0)

化学療法入院1日目

今日から1回目の化学療法のために入院するのです。



今回からFOLFOX+アバスチンの治療が始まる。1回目なので副作用の状態を見るための入院だが、大事を取って7~10日くらいの日程で入院することに。
投与から7日目の採血結果を見てみましょう、ということで。


オキサリプラチンが入るので、とりあえず寒冷刺激に備えて靴下と綿手袋は持った。
副作用に負けないために、ノニも持ったし酵素も持った。水も大量に買い込んだ。
とはいえ、まだ薬も何も入っていないのに食欲がない。
へたれ全開。
朝から吐き気がし、胃やら腸やらキリキリ痛む。
あーもう行きたくない。


考えてみれば、今年の8月はほとんど病院で過ごしている。
外科の時は、何かあってもすぐ対応してもらえるから入院してた方が気楽だったんだが。
今回は、うん、行きたくない。



でも行かないわけにはいかないので。
実際の投薬は明日からなので、部屋について着替えて荷物を片付けて昼食を食べて、あとはやることなし。

午後になって、まずは看護師さんから化学療法について2回説明を受ける。
主に副作用について。
自分はポートがあるので血管炎などのリスクは減るんだろうけど、それでも投与直後のアレルギー反応やら吐き気やら骨髄抑制やらいろいろと厄介な副作用がある。
何かあったらすぐに教えてください!と何度も確認された。


で、1時間くらいしてから、ほぼ八割方一字一句同じ説明を再度受けた。大事なことだから2回言ったのかしら。
(実はここで大きな行き違いがあったことを後で知る。)


その後外来に呼ばれ、先生と話をする。
今日も先生はラフだ。
ポートに関しては、もし何か問題があれば設置部が一面うっ血したりするらしい。
ぐりぐりと押され、問題ないからと念押しされる。
副作用に関しても、重篤なものは薬剤投与中に現れるから対応できると。


ちなみに、アバスチンが使えるということは、こないだ撮った頭部CTに問題はなかったってことですよね?一応確認。
あーあれは大丈夫だと思ってたんだけど一応撮っただけだから。大丈夫大丈夫。


最後に、どういう医療保険に入っているのか確認された。


実は入院保険は入ってるんですが、がんとか通院の特約が付いてないんです。
でも健康保険の仕組み的に自分は結構返ってくるので、最終的な自己負担はそんなに大きくならない
はず……です。



……いやでも実はそんなレベルの話じゃなかったんだよなー。
先生、中途半端で話を止めて欲しくなかったよ(でもここで先生の真意が分かっていたら、もっと悩んでいたかも。精神の健康上これはこれでよかったんだきっと)。



ここでしっかり話を詰めなかったために、後々面倒なことになったんだけど。






# by amefurashimodoki | 2011-08-23 21:21 | 第二回入院(化学療法/内科) | Comments(0)
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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