あめふら日記

エコーと肺機能

昨日の診察の時に、「全身麻酔の手術になった時に喫煙してると麻酔科に断られるので、今日から禁煙してくださいね」と言われていた。
最低でも3週間、待合室の張り紙には4週間以上の禁煙期間が必要だと書いてあった。
まぁこの際なんで。
やってみましょう禁煙。

そして今日は午後から肺機能検査と腹部エコー。
午後からの検査だと本気で失念していて、丸一日休みを取ってしまった。
腹部エコーは昼食抜きと言われていたので、正直検査までどうやって時間をつぶそうか。
まぁ病院手前のミスドで開店直後に朝食がてら何か食べて、本読んだり軽く仕事してればつぶれるかしら。

……と思っていたら、うかうかしてるうちにあれよあれよと1100近くなり。
今食べたらこれは絶対昼食になってしまう。
ので、別な喫茶店でコーヒー飲みながら仕事して時間をつぶしましたとさ。


病院に近づくにつれて、向こうから黒雲がやってくる。
そういえば昨日も病院の手前から土砂降りになったんだった。
恵みの雨か、はたまた暗雲か。
なんていうのはあんまり気にしないので。


今日の検査は痛くないので気分も軽い。
結局一時間近く早く着いてしまい、受付後はひたすら『血涙(上)』北方謙三を読む。
『楊家将』から読み直さなくては。
読み直すといえば、宮城谷版三国志も中途半端だし。
これは一度本棚を棚卸する必要性が。



肺機能検査。
ゆっくり全力で吸って、ゆっくり全力で吐く。
素早く全力で吸って、素早く全力で吐く。
全力で吸って吐いてを繰り返す。
あとは呼気の成分か何かを調べる。
以上。楽しかった。
よく分からないが、「すばらしいです」というお褒めの言葉もいただいた。
ので、禁煙がんばればもっとすごいことになるんじゃね?えへへ。


腹部エコー。
仰向けになったまま、ちらりちらりとモニターを覗いてみる。
プローブが骨に当たると黒くなって見えなくなるのか。
ホントに肋骨の隙間から体の中を覗いてる感覚。
途中肝臓のあたりを入念にぐりぐりしながら、「飲酒は結構されるんですか?」と聞かれる。
いえ、ほとんど飲みません。
少なくとも習慣的な飲酒はありません。
……なんか嫌な予感。
どうにかなってたらいやだなぁ。
直腸がんは避けられないとしても、転移はしてない予定なので。



今日の検査は思ったよりずっと安く済んだけれど、それでも結構ATMにお世話になっているので不安になる。
が。
よく考えたら自動車税とゴスペラーズのチケット予約の支払いをしていたのだ。
だからこれでいいのだ。
きっと。

あとは頻便気味(でも量は出ない)と下血が気になる。
これはきっとストレス。



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# by amefurashimodoki | 2011-07-01 22:38 | がん発覚~入院まで | Comments(0)

検査再開

隣市の総合病院へ。

予約時間より早く着き、更に担当の先生の時間が遅れているので、看護師さんに了解を得て病院内を探検。

……していたら、なんと院内放送で呼び出された。
早く回ってきたらしい。


担当の先生は思いのほか若い先生だった。
そして雰囲気が。何だかラフ。
「最初の病院で何か言われましたか?」
と言われたので、素直に
「がんに見えます、と言われました」
と答えてみる。すると、
「確かにがんに見えますね。」
ありー。
しかしこれで3人目の見立てもがん。

「でも細かくいろいろと検査して、まずはこれが何かはっきりさせましょう」
望むところです。


必要な検査のラインナップは、前回の病院とほぼ一緒。
ただ今回は、やはり若年での発症は珍しいとのことで「ゲノム不安定性検査」を付け加えることを提案された。
がんが発症しやすいかどうかの遺伝子検査で、もし発症しやすいという結果が出れば一族郎党への警告もできるし、自分の体調管理にも役立つし。
一族におけるカナリヤ的存在。
「でもあなたが発端者になっている可能性もあります」
確かに。
ここから歴史が始まっているのかも。


後は
胃カメラ → つらい検査ですが大丈夫です。うちの機材は最新のハイビジョンですから。
大腸カメラとバリウム → 若いと途中で腸が突然収縮して痛いことがありますけど、まぁ大丈夫ですから。

えー。
しかし先生に「眠れるかどうか」「精神的につらくないか」を重ねて問診されたので、もしかしてその胃カメラの売りもネタなんじゃないかと思ったりする。
あるいは本当にハイビジョンなのが売りなのかな。対患者最終兵器なのかな。


それともうひとつ。
最終的に手術となった時に、もしうちでは人工肛門しかないと言われたら、セカンドオピニオンというのもありです。
県内でもっとほかの手法がとれる病院もありますし、あるいは国立がんセンターなんかも紹介できますから。
毎年それで患者さんを何人か紹介してるので大丈夫です。
これを言ってもらえたのは大きかった。


引き続きまして、本日の検査。
血液検査 → 検尿 → 胸部・腹部レントゲン → 心電図
ここまでは前回も経験済み。

さらに追加で。
心エコー。
これは単純に心臓のエコー検査なので、プローブでぐりぐりされながら半寝。

そしてなんと!
胸部・腹部CT!
あの憧れの検査が、なんと今回ついに実現の運びとなりました!
いや、うれしくはないけどわくわくします。というか心の準備が。

検査衣に着替え、検査台に横たわる。
初めて実物を見た。でかいぞCT。
テキパキしたたくましい看護師さんと、かなり若いけどテキパキした技師さん登場。
背中から頭の下に斜めクッションで、上半身が軽く持ち上がる。
ひざ下にもクッションでやや曲げ。
そしてバンザイ。
つまり、軽く「ひゃっほう」の姿勢。

造影剤の承諾書にサインをして、それをわざわざ外来から持たされていたのに造影剤は?と思っていると、まずは造影剤なしで撮影してから造影剤を入れるとのこと。
そうですか、右手に見えるあのまるで装置の一部であるかのようにがっちり固定されて90度の角度をなしているあのシリンジたちがそうですか。

そしてワープのような音がして、息を吸って、止めて、……撮影終了。
ほほー。
なんか快適顔と息止め顔のランプが点灯・消灯してるぞ。
そして機械の中で何かがくるくる高速回転してるのが見えるぞ。
とにかくなんか、なんかかっちょいい!

と浮かれていると、「では造影剤を入れていきます」との声。

おかげさまで私は血管が細い。献血は必ず左腕。それでもうまくいかないこともある。
成分献血の遠心分離後の血液が、血管に入らなくて激痛、とか。

さっき左腕で採血した時点で、今日は血管の調子が悪いことに気づいていた。
そして造影剤は右腕に刺すらしい。ただでさえ見えにくい&出にくい&入りにくい今日の血管に。
覚悟を決める。
造影剤が入ると体が熱く感じますけどみなさんそうですから、と言いながら、たくましい看護師さんがテキパキと針を刺す。
いや、痛い。血管というより、肉に刺さってる感じ。やっぱり今日は血管のキャパが。
思わずきゅーきゅー言ってしまい、看護師さんがたくましく心配してくれる。
たくましく心配されながら、また「ひゃっほう」の姿勢。ひゃっほう。

と思っていると、何かが入ってきた。
大丈夫、そこは血管。入りたまい。
すると。
ものすごい勢いで、体中の血管という血管に熱い何かがたぎっていく!
造影剤が入った血管が、全てものすごい熱を発していく。
これって「体が熱い」んじゃなくて、「血管が焼ける」と言ってくれた方が。
おかげで「胴体、特に内臓・生殖器周辺には、手足よりも多く血管が走っています」というのを実感することができた。
きゅー。

検査終了後もしばらくは造影剤が体内にとどまっていて、ときどき血管の自己主張を助長していく。
通りすがりに、すれ違いざまに「これ血管だから」「うちら造影剤だから」と一言言い残されるような不思議な感覚。
でも決して快適ではないので、ひたすら水分を摂って体外に排出するよう努める。
造影剤の気持ちはわからん。

以上で本日の検査は終了。
最後にがんケア専門の看護師さんを紹介され、家族の状況などについて話をし、私たちがついてますから、あと次の診察の時にはご家族の方も同席したほうがいいですよ、とアドバイスを受けた。
看護師さんて、心を緩ませる何かを持っている気がする。

そして会計が終わって病院を出た時には、1600を回っていた。あらら。
ちなみに本日のお会計は20K↑だった。さすがCT。


今回は今後の検査について日時を何も確認されなかったが、渡された予定表を見ると、結果的に検査と結果通知は来週中に全て終わらせるようになっていた。
一旦職場に戻り、休みを取ったり事務仕事を片付けているうちに、熱っぽくだるくなってきた。
おそらく朝から一切固形物を取ってないからだと思われる。
ただ、造影剤がちょっと気になったので、水分を摂っては排出を繰り返す。
まぁきっと疲れたのもあったんでしょうよ。
1930まで仕事をし、諦めて、帰った。



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# by amefurashimodoki | 2011-06-30 22:10 | がん発覚~入院まで | Comments(0)

あああ

仕事の引継ぎ上、一応伝えておかなくてはならないこと。

「これから入院します、突然になるかもしれません、つきましては……」


言いたくないけど一応あちこちに断らざるを得ない。
だって仕事は止まらない。
明日から来ません後はよろしく、ってのも困るでしょ。


ところが。


関係各位より、


「突然辞めるかもしれないって本当ですか?!」



いや違います。
入院する可能性最大ですが仕事は辞めません。
ただ、いつになるのか分からないので予め各方面にお伝えしていました。
配慮に欠ける表現だったことをお詫びいたします。


はぁぁぁぁ。
難しいなぁ。



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# by amefurashimodoki | 2011-06-28 23:54 | がん発覚~入院まで | Comments(0)

小休止

次の検査が30日なので、何だか実感がないまま日々を過ごす。

とはいえ、多分夏の間は職場を離れるだろうし、離れる前提で各方面具体的に調整する時期になってきた。
ある意味夏はオンシーズン真っ只中なので、ここで若輩ではあるが私が抜けると仕事が回らなくなるわけで。
何をどうしてどう持っていけば丸く収まるか。自分の中で協議中。


こうやって忙しくしている方が精神的にいいのだろう。



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# by amefurashimodoki | 2011-06-27 21:41 | がん発覚~入院まで | Comments(0)

総合病院へ

紹介してもらった総合病院へ。


画像を見て、医師もやはりがんであろうと言った。
35歳で直腸がんというのはあまりありません。
しかし、組織検査の結果はまだですが、手術を前提にして検査をしていきます、と。
検査をしてみないと、どういう手術になるか、人工肛門になるかはわかりません、と。
あれよあれよという間に、検査項目が付け加えられていく。

血液検査、胸部・腹部レントゲン、心電図、心臓エコー、内視鏡、造影剤撮影、CT。

ああこれが現実か、と思いながら、今日は血液検査、レントゲン、心電図。

来週は2日に分けて残りの検査、そして再来週にはその検査をもって外科と手術の相談。
その頃には組織検査の結果も上がってくる。


結果いかんによっては、内視鏡手術だけで済むかもしれませんね、と看護師さんは言ってくれた。
うむ。



思いのほか近日中に休みを取らなくてはならなくなったので、職場に向かう。
職場に向かう車の中では「どうやったら泣かずに説明できるか」が大問題だったが、やはり仕事スイッチが入った。
仕事の調整をし、各方面にお願いし、今度は管理職に「手術前提の検査が続きます」と告げた。
すると「保健室にも連絡してください」と。

あー。

保健室に入ったとたん、看護師さんに会ったとたん、無理だった。
わー。
初めて人前で泣いた。
駄目だった。
そういえば去年祖母が亡くなったと仕事中に連絡があった時も、保健室で泣いたんだった。
生徒か。
「ここはそのための場所ですから」と言ってくれた看護師さん、ありがとう。
でも心からは泣けなかった。
泣いてられないし。
まだ詳細不明だし。
でも泣けた。
自分のことで泣くのは恥ずかしいことだ。
でも泣いてしまった。



そして。
「病院は選んでくださいね。ちゃんと選ばないとだめですよ。」
隣の市の総合病院を勧められた。
事前に病院を調べていなかったことを激しく悔やむ。

病気のことは調べていたが、なんだかきちんと向き合うことができていなかった。
とりあえず近くの病院へ、とは思ったが、そこで手術をすることまでは現実としてとらえられていなかった。
ひとしきり泣いて、やっと実家に連絡して(まだ詳細不明だが検査が続く、とだけ)、そして病院を変えたいと交渉してみた。
紹介元の病院には本当に申し訳なかった。ものすごい迷惑をかけてしまった。
とんでもないことをしてしまったのだと、自分の仕事上の経験からも実感した。
けど。
いや、本当に申し訳ない。


今日も別の友人と会った。
夏物を見ながら、クールビズだから、本当に暑くなったら今年はカプリで出勤に挑戦するんだ、とか言いながら、でもその頃には入院してるだろうから夏物は買わなくていいな、とか思って空しくなった。
一事が万事その調子だから、それでも何とか回転数を上げようとするもんだから、なんだか不自然なやりとりになる。
疲れた。
でも彼女は、「聞かないけど実はかなり心配してるから」とだけ言ってくれた。
心遣い感謝。
愚痴と不安の吐き出し口にならないように気を付けます。


何だかいろんな人たちに心配と迷惑をかけまくり、支えてもらって生きているんだと思った。



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# by amefurashimodoki | 2011-06-24 00:23 | がん発覚~入院まで | Comments(0)
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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