あめふら日記

カテゴリ:RFA・肺切除( 39 )




術後初の診察


今日は呼吸器外科で、執刀医たる部長先生の診察。
今回もターゲットは大腸がんの転移性肺腫瘍であることが確認されたため、予定通り右肺切除が行われた。



今回の手術では、右肺の上葉を1/3、下葉を2/5ほど切除したらしい。
ということで、手術前の右肺の大きさを上葉:中葉:下葉 → 3:2:5=10とするならば、手術後は2:2:3=7だって。
で、人間の肺の大きさを右肺60%、左肺40%とおくと、右肺は7割になったので42%、左肺は5割(上葉:下葉 → 1:1)になったので20%。
よってあめふらの肺は現在62%残ってます。ぎりぎり。(計算合ってる?)


それよりも、消化器の主治医のカルテの記事「気力が尽きたので、外科手術もRFAも限界を感じているっていうかやりたくない」に先生はいたく驚いたらしい。
そりゃそうだ、RFA前提の手術だったんだから。

そこですかさず、「先生が私の主治医だったら、次はRFAですか」と聞いてみた。
「うん、だってまだ腫瘍が小さいから十分焼き切れると思うし」とあっさり。(もしもシリーズの質問をする手間が省けた)
先生的には定位照射よりもRFAの方が確実性があると判断するらしい。


CTによれば、残ってる腫瘍は左肺にせいぜい5mm程度のが二つ(しかし胸膜ぎりぎりのとこ)、右肺にも同じくらいの大きさのが一つ(こっちはちょっと深い)。右肺のは手術中にも確認したけど、小さすぎて分からなかったらしい。
(以前「肺の手術はふかふかのスポンジの中に埋まってる腫瘍を手探りで探すようなものだから、腫瘍があんまり小さいと見つけるのが難しい」と言われたけど、そのことね。)

左肺の腫瘍は切ろうと思えば切れるし多分摘出可だけど、一回手術してる臓器なので、きっと中で癒着してぐちゃぐちゃになってると思う(ほんとにこう言ったんだよ)からかなり厄介な手術になるだろう、とのこと。
だったらRFAの方がいいんじゃないか?と。

呼吸器外科にも、B病院(RFAを受けてる病院)からRFA後のお手紙が届いているはず。で、大きいやつを切ってもらえればあとはRFAで何とかできますから手術お願いします、ってことになってるはず。


で、一応あめふらの言い訳。
確かに術後はもう痛いのも苦しいのも嫌だと思ったけど、でも冷静になってみれば、転移性肺腫瘍への放射線の成績を考えても、ここはRFAしかないという判断はその通りだと思います、放射線当てちゃうとRFAできなくなるし、と。
ただ!場所が悪い!膜でしょこれ!
で、RFAってそんなに痛いのかぁ、痛みに関しては分かんないからなあ、と言われたので、「とにかく膜はすごく痛いんです!」と押してみた。
ここで先生を押してどうなるもんでもないが。



で、痛いといえば術後の体調について、とにかく神経痛が痛いという話もしてみた。
背中がぎゅーっと掴まれる感じがずっと続いていると。
実際、背中のあちこちを内側からも外側からもわしづかみにされてるような痛みなので、起きてようが横になってようがひたすら痛いのだ。
で、オキノーム出してもらいました、と言ったら、処方の一覧を見て先生これまた驚いていた。
フルセット出てるからねー。

ただ、やっぱり神経痛が落ち着いてくるまでには2カ月くらいは見なきゃいけないし、まだ手術から1カ月経ってないからこれは鎮痛剤使いながら乗り越えるしかないと。ふぃぃ。



ああ、実際どんなふうに切ったのか、手術中左肺だけで換気できたのか、術後2日目の自分の身体に何が起きていたのか、どうしてドレーン抜去延期になるほどの気胸になったのか、手術室でぐったりしてたのは、そして夜中のICUにいたのは本当に先生だったのか、聞きたいことは社会科見学並みにいっぱいあったけど、あんまり聞いてもほんとに社会科見学の質問コーナーになってしまうので自粛した(皮下気腫のしくみは質問した。残りの質問も聞いたら全部答えてくれたと思うけど、それやってたら1時間じゃきかなかったと思う)。

とにかくセカンドオピニオン気を付けて行ってきてねー、ということで、今日の診察はおしまい。
気が向いたらお土産買ってきますー。


部長先生、声がでかくておっかない先生だと思っていましたが、声がでかくて目力がすごいだけで非常に暑苦しく治療に対して熱心な先生だということが分かりました。しゅらばをこえてきたおとこのせんせいだなー、って感じ。さすがです。






by amefurashimodoki | 2017-05-22 17:50 | RFA・肺切除 | Comments(2)

オキノームレポート


朝、だいぶ楽に起きられるようになり、起動までにかかる時間が5秒くらいになりました。よかよか。
身体起こした時の咳もほとんどなくなったし。
そして胸膜反射(屈んだり、横になったりした時に出る咳)がほぼゼロなんだけど、これは信じていいのか。
その分が肋間神経痛と各種関節痛にきてると考えればいいのか。(だったら正直咳の方がよかった)



さて、こないだオキノーム散2.5mgを処方されました。
ささ、これを痛い時にお飲み、と。


うーんと、肋間神経痛の痛みにはそれなりに効きますなあ。お腹とか胸のひりひりした痛みとか、筋肉痛なんだか神経痛なんだか分からないずしーんとした痛みとか。(あと眠くなる。)


ただ、帯状疱疹×ロキソニンの時にも思ったんだけど、鎮痛剤って痛みMAXの時に劇的な効果を感じるよね……
今までの痛みがまるでなかったように感じちゃうよね……ああ、こんなに痛かったんだな、って……

で、あめふらの場合はまだ痛みMAXではないらしく、痛みが取れるというより楽になるという感じ。(いやそれでも御の字です)
オキノームは即効性がある分効果が切れるのも早いというけれど、少なくとも3~4時間は効いてるみたい。



そして残念ながら右股関節痛と左肩の痛みにはあまり効いてない。全くとは言わないけれども、おまえら一体何なんだ。






by amefurashimodoki | 2017-05-20 21:01 | RFA・肺切除 | Comments(0)

痛い痛いばっかりで


ほんとに自分でも嫌になるんだけど、痛いー。
回復はしてるのよ。朝起きるのも割とスムーズになってきたし、身体を起こしてからちょっと咳き込めば肺も動くようになってきたし。
でも、神経痛ってこんなに辛かったっけ?それとも自分の痛みの閾値が下がってる?



昼間はそんなでもない。
でも、夜になるとてきめんにくる。
肋間神経痛に加えて、左肩の痛み(まともに寝返りが打てない現在、寝てる間に無意識に右側を庇って変な体勢になってるんだろうと推察)、そして右股関節の痛み。
ごはん食べる気にもならない。それより薬飲んでとっとと眠ってしまいたい。


今日は診察だったので、身体中痛いですと訴えてみた。
左肩はともかく、右股関節については先生も原因が見当つかんと。
でもとにかくそうだよねー痛いとどうにもならないよね、ということで、ついにオキノームを試すことに。
あとはリリカもリクエスト。
オキサリプラチンの末梢神経障害にはいまいちだったけど、今回はどうかな。
効いてくれるといいな。



あっそうそう、術後のマーカーの推移について。
CEA 31.0 → 22.0
CA19-9 43.8 → 35.8
あれれれれー、誤差ー?






by amefurashimodoki | 2017-05-18 20:25 | RFA・肺切除 | Comments(2)

時間ぐすり(犬モード)発動か


今日からトラムセット生活開始。
処方は毎食後+就寝前、4時間おきに服用可能。
これでちょっと落ち着いてくれるとありがたい。



さて、つい数日前まで「手術もRFAももう嫌です」と本気で思っていたし、言ったのも覚えている。
でも改めて考えてみると


 手術 → 肺に関して言えば、もうこれ以上取るのは機能的に無理
 化学療法 → 4th Lineまでやっている
 放射線 → 原発性肺がんならともかく、転移性肺がん(大腸がん)の治療成績はあまりよくないんじゃなかったっけ
 

つまり、自分ができることってかなり限られてるというのが現実なわけで。
そして放射線をやってしまうとRFAはできなくなる。
術後はそれでもいいやと思ってたけど、いろいろやってもうこれ以上手がないですとなった時に「あの時あと一押ししておけば」という後悔だけはしたくないなあ、という気持ちがむくむくと湧いてきた。



てことは、やっぱり頑張ってもう一回RFAやるしかないのかなあ、という気になってきた。

あああ、そのためのセカンドオピニオン。
そしてやっぱり、せんせいに、そうだんだ……。






by amefurashimodoki | 2017-05-14 08:40 | RFA・肺切除 | Comments(2)

はぁぁぁぁ……痛い……


術後15日目。
朝、身体を起こすまでの時間がだいぶ短縮された。
あと、肺が膨らむまでの暖気運転の時間も短くなった。
咳をしても肋骨下が痛くなったりしないしね。前傾時の胸骨の痛みはまだあるけど。



そして、肋間神経痛がいよいよ本気出してきた。
今日みたいに、気温が低くて天気が悪い日はなおさら。

皮膚に布地が当たるとひりひりして痛いので(高熱が出た時なんかこういう感じよね、程度が全然違うけど)、一番いいのは「長年着古した、身体に沿った綿混ババシャツ」であるということが分かった。

しかし、前回は術後しばらく実家で過ごしていて、家族の目の前でがんがん痛み止め飲んでたはずなんだけれども、母にしてみればそれは記憶になかったらしく。
電話で「痛み止め飲んでるから大丈夫」という話をしたら、「そんなに痛み止め飲まなきゃいけないほど痛いの?」ときたのでびっくりした。
「痛い、ような気がするんでしょ?」ってさあ。

まぁ小さい頃からそういう育てられ方をしてきたし、自分もちょっとぐらい痛くても我慢しなさい、っていうのはスタンダードな考え方だと思ってたからね。

でも、痛くてどうしようもない痛みって、世の中には存在するんだよね。これからもきっとそういうのが出てくるんだよね。
我慢する必要がない痛みもあるなんて、こんな大きな病気になってあれこれ経験するまで知らなかったよ。


……ま、でも痛みの経験がないっていうのは健康だってことなので、喜ばしいのです。
各方面そのままがんばってください。



あと、ロキソニンは明らかに4時間で効き目が切れるんですけど……6時間おきじゃないと飲んじゃだめなんだよね?
トラムセットががっちり出てるのでそっちを4時間おきに飲めばいいんだけど、何となくそこまで踏み切れないヘタレ。
明日も辛かったら、1日4回トラムセット生活をしてみようかな。

それでもだめなら、さらなるオピオイドを処方してもらうか、あとは、リリカか……


にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村



by amefurashimodoki | 2017-05-13 18:29 | RFA・肺切除 | Comments(0)

やや復活の兆し


今後の治療についてあわあわした気持ちになってしまい、急遽消化器の主治医の診察を前倒ししてもらった。

自分の中では肺RFAは積極的な選択肢に入ってない(ていうかむしろやりたくない)けど、左肺下葉切除~RFA~右肺部分切除とせっかくここまでがんがん治療してきたのに、もうRFAはやりたくないです、というのは最後の最後で逃げることになるんだろうか、とか思ったら、もうどうしたらいいのか分からなくなってしまったので。



主治医はすごーく一生懸命でいい人なんだけど、痛み方面に関しては決定的に鈍いので、「えっ手術?そんなにつらかった?痛かった?何が?傷が?ドレーンが?神経痛が?えっえっ?なんかあった?あとちょっとだよ?RFA?」となってちょっと時間がかかったが、3回くらい説明したら「体力だけでなく気力も削られてつらい、もう手術とか無理」という自分の主張をやっと飲み込んでくれた模様。

そして、入院中に外科の先生から「局所治療について、定位照射を受けることは考えないか」という提案(こっちが無理やり聞き出した感もあるが)があったことも伝える。
すると先生しばし考え込む。
ケモなら薬を使う順番はある程度決まってるけど、そこに放射線を入れることで結果的にできなくなる治療が出てきたら怖いよね、と。


ということで、先にセカンドオピニオンを受けに行くことになった。
これからのケモのこと、ケモと放射線、RFAとの兼ね合いのことなど。
その上で、これからどういう手を打つかを考えていこう、と。



この日はがん相談室の看護師さんや外来の看護師さんともたくさん話してから診察に臨んだので若干元気良さそうに見えてたと思うけど、実はロキソニンとメイラックスでいろいろごまかしながら生活していることも話した。
その結果、「痛くて目が覚めるくらいなら痛み止め増やしたら」と、トラムセット。
当分は寝る前はロキソニンではなくこっちを飲むことにした。
セカンドオピニオンの紹介状も至急用意してくれた(……ところが予約が月末じゃないと取れなかったんだ……)。

でも、たくさんの人と話して(単に疲れただけかもしれないけど)トラムセットも飲んで眠ったので、今朝はいつもより長く寝ていられて、楽に起きられたような気が(これも単に傷が治ってきただけかもしれないけど!)する。



とはいえまだまだ痛い。
たぶんテープ跡と思われるものがドレーン跡と手術の傷の間にあるんだけど、まだ怖くて擦れないよママン……






by amefurashimodoki | 2017-05-12 11:53 | RFA・肺切除 | Comments(0)

外出はまだ辛いので


『がん哲学外来へようこそ』樋野興夫

さらさらっと読める。
でも、いいなあ「がん哲学外来」。すごく興味深いなあ。
今まで「傾聴」を考えてきたけど、やっぱり「対話」に持っていけないとだめなんだな、と思う。



「病気になるまでは、自分以外の何かに対して期待する気持ちが強い。その気持ちが強ければ強いほど、『病気になったから人生もう終わりだ』と思ってしまう」
「でも、『自分は人生から期待されている』と発想を転換したら、どうか」
「人間誰しも、役割がある。それを探しに行かなくてはならない」

このへんは、内田樹の「贈り物(=自分がしたことに何らかの成果があると認められること)とは、自分がしたことに対して巡り巡って遠くの誰かが『これは自分への贈り物だ』『お礼をしなきゃ』と思った時に成立するものだ」という話と似たようなところがあるなあと思ったり。



中でも、「人生は最後の5年間が勝負、でもどこからが最後の5年間なのかは分からない」というのは面白いと思った。
自分はもう最後の5年に入っているのか、まだ最後の5年に向けた準備期間なのか。
いずれにせよ、「あの時こうしていれば」「あの日に戻れれば」なんてソラニンみたいなことを思わなくていいように生きていかなくてはねえ。





by amefurashimodoki | 2017-05-10 09:05 | RFA・肺切除 | Comments(8)

保険の請求など


術後9日目。
起床直後の息切れ、そして右の肋骨下の差し込むような痛みよ。
もしかしてまだドレーン入ってるんじゃないか、的な痛みよ。
息をするたび痛いんだよ……ていうかむしろ息ができないんだよ……


先月頭のB病院での肺RFA、保険請求用の診断書が届いていた。
いつも厳封してある診断書しか見たことなかったけど、今回は診断書+提出用封筒という形で届いており……
何だかコピーして取っておきたくなるよねー。

ということで、車でコンビニまで行ってコピー取って、あとは書類を揃えて保険会社あて発送。
肺RFAは自由診療だから、自分が入ってる保険だと支払われる額はかなり少なくなる可能性が高いけど、もらえるものはがっちりもらっておくのよ。



そして術後10日目。
天気がよいので大人しくしておられず、いつものペースで歩けば5分で着くスーパーへ。
ああやっぱり買い物に出るのは早かったか。
途中で休憩を3回くらい挟んだら着けた。
着いた後も5分くらい座ってたけど。
がんばれ自分。






by amefurashimodoki | 2017-05-09 21:09 | RFA・肺切除 | Comments(0)

痛いのは痛い


病院の電動ベッド(常にある程度背中を起こして寝ている)から、自宅の普通のベッド(フルフラット)に戻った結果。

① 朝方、神経痛で目が覚める
② 痛み止め飲みたいな、と思う
③ はて、どうやって起きるんだっけ
④ 布団をのけて、傷がない方を軸にして、30分くらいかけて起き上がる
⑤ 寝ている間は呼吸が浅くて肺がこわばっているので起き上がると息苦しいため、ベッドに腰掛けて5分くらいかけてゆっくり呼吸しながら肺をほぐす
⑥ さて痛み止めを飲むぞ


今日は深く呼吸をするとドレーンが入っていたあたりがずっきーんと痛む、という状況だったので、朝からトラムセットを飲みましたよ。
そしてどうやら両手でならある程度の重さのものも持てるようだけど、右手だけを下ろして何かを取ろうとすると重さに関係なくものすごく痛いらしい。そもそも病院では「床に置いたものを取る」なんてしなかったし。(……あ、やったことあった。すっごい痛かった。)
物を取り上げる時には体ごと。
ああ、まだまだ病院が恋しい……



とはいえあんまりぼんやりしてても仕方ないので、入院セットを整備。
ついに思い切って、10年以上愛用してきた小旅行用バッグを入院セットに下ろすことにした。
そして旅行用バッグを新調するのだ!
無駄遣いにならないように、旅に出ればいいのだ!






by amefurashimodoki | 2017-05-07 22:08 | RFA・肺切除 | Comments(2)

右肺部分切除


世の中はゴールデンウィークとやらであると小耳に挟みましたけれども、あめふらは目下絶賛リストバンドなしの野良入院患者生活でございます。うにゃあ。
本来ならば数日前に「さあ、森におかえり(海か?)」の予定だったのですが、まぁいろいろありまして。



今回は手術の2日前に入院。
何と言っても半年前にも似たような手術を受けているため、お互いに何だか勝手知ったる状態。
術前説明では、

① 右肺の転移巣2つを部分切除、転移巣は両方とも肺の外側にあるので最悪でも区域切除でOK
② 右肺にはもう一つ小さな転移巣があるが、これは切除困難な位置にあるため恐らく今回は手をつけない
③ 手術中の左上葉のみでの片肺換気については、濃度100%の酸素で対応。それでも低酸素状態になった場合は、適宜右肺を動かしながら手術を続行する。その度に作業が中断するので時間はかかるが手術自体は可能(前回さんざん脅かされていたのでどうなることかと思ったけれど)

④ それよかすでにあめふらには左肺が半分しかない上にこれから右の肺も小さくするんだから、肺塞栓症とか無気肺とか肺炎とか起こしちゃったら死んじゃうよ、痛いとかだるいとかつべこべ言わないで術後のリハビリ頑張れ

とのことであった。
右肺と左肺に微小な転移巣があるんだけど、それは手術が終わったらRFAで焼くんだよね?という前提での話だったので内心戸惑いつつ……
あめふらは次はまずケモを考えておったんじゃが……



当日の手術室入室は午後遅くで、点滴入れてT字帯を付けて手術着でひたすらベッド上待機というのはこの上なく辛かった。
絶飲食だし。
手術室入室後は硬膜外麻酔に若干手こずりつつ、また例によって肩の激痛とともに目が覚めたら終わっていた。


所要時間は麻酔開始から3時間半、改めて説明を要する内容もないくらい予定通りだったそうだ。



今回は術後ICUに入ったため、なんと手首に動脈ラインが繋がりっぱなしで、そこから血圧測定と採血をしていた。採血時にシリンジをぎゅーっと引いた時の、親指からひゅーっと血の気が引く、というかほんとに冷たくなる感覚たるや。
そして夜中にドレーンバッグのチェックにやってきた執刀医が、私が目を開けたとたん看護師さんの腕を引っ張ってえらい勢いで出て行ったのはなぜですか夢ですか。きっと夢だ。



術後1日目
今回はレントゲンも比較的穏便に撮ることができた。やはり部分切除と葉切除の違いか。
午前中にはICUから病棟に戻ったものの、なぜか今回は手術してない方の左手に力が入りづらく、うがいのコップなど取り落としそうになる。さらに今回は麻酔のせいか吐き気もあって、食事は丸一日パスした。
でも(残念なことに)これまでの経験から「術後1日目を乗り切れば奇跡の回復」という確信があったので気にせず。
そして今回は術後1日目で歩いた。尿カテは抜けなかったけど。


術後2日目
レントゲンはとりあえず車いすで連れて行ってもらう。その後朝食を1/3食べられたと主張し、点滴と尿カテ抜去。しかし言われた通りに痰が絡んだのをごほごほ出していたらドレーンバッグ内の排液が一気に3倍近くになる。どうやら軽い気胸(肺瘻?)を起こしていて、その空いたスペースに液体が溜まって、咳をするたびにドレーンからごぼごぼ出てきていたらしい。しまいにはあめふら本体のドレーンが挿さってるところからもなんか出てきてびっくりした。人間の身体って、空白ができないようにできているのね。


術後3日目
レントゲン(とりあえず大きな)異常なし。ドレーンからの排液もほぼストップ。ただ、一度昨日のような症状を起こしてしまった以上、最短コース(術後5日)で退院という目は消えた。しっかり治るまでおうち帰っちゃだめ、だって。
もっとも、あめふら的には全く問題なし。
ぼこぼことした排気が断続的に続いて呼吸の圧も不安定だったけど、それも元に戻ったので、「ドレーンを鉗子2本でクランプ」という非常に前衛的で尖ったスタイル(前記事参照)になる。


術後4日目
看護師さんから右背部に皮下気腫を指摘される。自分で触っても分かんないけど(そもそも術後すぐだから皮膚の感覚が麻痺してるし)、押されると確かに皮膚の下でスポンジのようなぷちぷちした感じがする。というのを回診の先生に言ったらば、「首のとこにあったやつですよね、昨日のレントゲンに比べれば小さくなってますから大丈夫」って、他にもあったんかい……
でも他に異常はないので局所麻酔&ホチキスでドレーン抜去。その後一日観察して、問題なければ翌日退院。
二度目だけど(いやだからこそ)やっぱり太いドレーンの抜去はいろんな意味でダメージがでかく、しばし呆然。
とはいえ右肩の筋肉痛もだいぶ良くなったので、楽になったといえば楽になったんだよね。脇の下の縫合跡がもこもこして気になるけど。
午後には意を決してシャワー。
そして、ドレーンの存在が消えた今、傷の痛みと肋間神経痛が俄然意識の中心に躍り出た。


術後5日目
クリティカルパス上の退院予定日。ま、気胸のおかげですでに一日延期は確定しているわけだが。
ところが回診の先生が「明日の朝の採血&レントゲンで問題なければ、明後日退院ですね」と爽やかにのたまう。何かの聞き間違いかと思って「明日じゃなくて、明後日退院でもいいんですか?」と何度も確認したが、退院許可は明日の朝に出せると思うけど、退院日自体は明後日でいいと言う。あーじゃあ冷暖房完備の環境下でひたすら心肺機能のリハビリと現実逃避に励もう(だって退院したら次の一手を考えなきゃなんないじゃん)、ということで、退院予定日再延期。


術後6日目
やや異音はあるものの、レントゲン問題なし。
赤血球少なめCRP高めなのは術後だからで、血小板も白血球もちゃんと足りてるので大丈夫だと思う。ということで、明日の退院は問題なし。
ちなみに背中の手術痕はきれいに左右対称になっているらしい。えっとえっとそれは。何か生えてくるのか。
皮下気腫もまだあるみたいなんだけど、あめふら自分ではわかんないんだよねー。見ても触っても。



今回の手術は前回の左肺下葉切除と違って、右肺上葉部分切除+右肺下葉(ちょっと大きめ)部分切除だった。そのため術後に高熱が出ることもなく、咳をしてもそこまで肺に痛みがあるわけでもなく、横になったら胸水がたぷんたぷんする、みたいなこともなかった。
息苦しいのは息苦しいけど、パニックになるほどでもなかったし。
横になったり体勢を変えると咳が出る、という胸膜反射もそこまでひどくない。

ただ、切断面が長いぶん、縫合して肺に空気を入れた時に予定外のことが起きやすかったのかな、とご拝察。あとはやっぱり度重なるケモで肺の組織も弱くなってただろうし。
結果として、前回の左肺下葉切除より入院生活は長くかかったけど、まぁそれはそれでよかよか。



でもね、やっぱりもう痛いのも苦しいのもほんとに嫌だよママン……ICUにはもう入りたくないよ……


にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村



by amefurashimodoki | 2017-05-05 20:45 | RFA・肺切除 | Comments(0)
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
プロフィールを見る

最新の記事

赤じそジュース
at 2017-05-26 10:36
術後初の診察
at 2017-05-22 17:50
オキノームレポート
at 2017-05-20 21:01
これまじですか
at 2017-05-20 20:23
痛い痛いばっかりで
at 2017-05-18 20:25

ブログジャンル