あめふら日記

2017年 02月 28日 ( 1 )




ロンサーフ4-5 カレン・アンの永い眠り


今回は、2日目午後から「吐き気なのかお腹すいてるのか」程度の不調が始まった。
とはいえ3日目朝にオランザピンを飲み、それ以来吐き気止めは飲まなかった。
3日目はオランザピンのためかほぼ一日中眠り、4日目はこれじゃいかんと思ったもののやっぱり眠っていた時間が長かった。
オランザピンとかグラニセトロンゼリーとまではいかないけれど、常にある吐き気。当然食欲はないけど、ただ、頑張っている顆粒球たちのために最低限食わねば!という義務感から、目が覚めている間に何かしら押し込んでいた感じ。



さて、先日から大作に挑戦。

『カレン・アンの永い眠り 世界が見つめた安楽死』(フィリス・バッテル著/常盤新平訳)

1976年出版。同い年っていうか、つまり40年前の本だってことにおののく。
読書アプリ「ビブリア」では検索しても出てこない。


カレン・アンという、若くして植物状態になった女性とその家族と周辺の人々の話。(カレン・クインラン事件)
娘の回復が見込めないことから、人工呼吸器を外して欲しいと訴えた家族。そこに至るまでの葛藤。
人工呼吸器を外すことは安楽死につながるため、植物状態においても本人が唯一持っている権利である「生命」を優先するべきだ、とする州の判決。
個人の権利を認め、カレン・アンの父を代理人とし、昏睡から回復する見込みがない場合の人工呼吸器の取り外しを認めた最高裁の判決。
それでもなお、人殺しはできません、と人工呼吸器の取り外しを拒否する病院。
40年前なので、今の状況や判断基準とはまた違っているわけだけれども、違っているからこそ若い人に読んでもらいたいと思う一方、いろんな意味でかなりハードル高い本だなあとも思う。


安楽死・尊厳死その他についてはすごく難しいので、その前に読んだ『死にゆく患者と、どう話すか』(國頭英夫著/明智龍男監修)共々何度も読み返さないと自分の中で消化できない事項。

それよりも自分がああ、と思ったのは、彼女の家族のもとに届く人々からの手紙や、宗教治療家と呼ばれる人たちの存在。
回復の見込みがないと分かっている、あるいはそこを何とか納得しようとしている家族に対して、「絶対に治る」というこれらの人々の「善意」は突き刺さっただろうなあ。
自分はここまで深刻な状況になったことはないけれど、例えば微妙な距離の人から「がんに効くから」と健康食品を勧められたことは何回かあった。今では全部やめちゃったけど。
「善意」と「最低限の知識」と「感情」との落としどころは難しい。
両親が私の病気のことをオープンにしていないのは、そういう点では正解かもしれない。






by amefurashimodoki | 2017-02-28 22:07 | ロンサーフ | Comments(2)
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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