人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あめふら日記

そして、気胸になる④


5日間のフィブロガミンが終了。



朝の回診にて。
あめふらさん、これはあくまでも提案なんだけど、と先生が言う。

フィブロガミンも効いてきたみたいで、そろそろドレーン抜けるかな、とは思うんだけど。
ただ、今回の気胸って何が原因なのか分からなくて、今回気胸が治ってはいお疲れさまでした、で終わる可能性もあるんだけど、もし次も気胸になった場合、もう一度さらに気胸になる可能性ってぐんと高くなるんだよね。
で、そうなると、まぁ2回目まではドレナージで対処するとしても、3回目となると手術を勧めることが多いです。
あと、将来の可能性としては、がん性胸水というのが肺と胸膜の間に溜まって、呼吸を圧迫する可能性もあるのね。

なので、今せっかく胸腔ドレーン入ってるし、胸膜癒着術っていって、ドレーンから薬を入れて肺の中で炎症を起こすことによって、肺と胸膜をくっつけて隙間をなくして、気胸と胸水を予防する、というやり方があります。
これから先も肺の手術をする可能性がある患者さんには勧められないんだけど、あめふらさんはもう手術の可能性はほぼゼロなので、どうかなあと。

ま、あくまでも提案なので、ちょっと考えてみてください。
我々もちょっと回診して戻ってきますからね。(えっと1じかんくらいですか)



ああ、フィブロガミンは癒着術を回避するための治療じゃなかったのか……
でもなあ、どうせだしなあ、やっちゃったほうがいいのかなあ……

ということで、胸膜癒着術を受けることにした。
ただし、心の準備があるので次の日ってことで。


ついでにいうと、この日は整形外科でのMRI撮影2時間+大部屋に引っ越しでへとへとであった。



次の日。
さーやりましょうかー、という勢いで先生方がやってきた。
で、肝心の癒着術はというと……

部長先生と「自分の肺の組織が相当もろくなってたから今回の癒着術になったのか」みたいな話をあれこれあれこれしているうちに、終わった。
痛くもかゆくもなく。あれ。


で、薬を入れた後で、肺の中にまんべんなく行きわたるようにぐるぐるする。胃カメラのバリウムのマイルドな感じ。
ベッドに横になって、左側を下にして10分→仰向けになって10分→右側を下にして10分→うつぶせになって10分→ベッド上に座って10分。これを2セット。
そして、あとは横になって安静。

すると。
1時間くらい経った頃じゃろうか……突然身体がガタガタと震えだす。
あれおかしいなにこれこわい!
あめふらは熱を出したことがほとんどなかったので、いったい何が起こっているのやら。

この後2日間ほど39℃近い熱が続いた。
あと、息苦しさに関しては全く術後の苦しさのダイジェスト版だった。
息を吸っても入ってこないし、吐いても出ていかないし。これは苦しかった!






by amefurashimodoki | 2017-07-02 10:32 | 病気さまざま
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新の記事

復帰延期
at 2017-10-11 10:57
今年度上半期を振り返る
at 2017-09-20 14:20
骨折、そしてTDRに行きたい
at 2017-08-30 12:15
杖を使って生きていく
at 2017-08-26 11:14
帰ってきて、大変だった
at 2017-08-20 21:48

ブログジャンル