伊勢参り~
自分の住んでるところからお伊勢さんまでは、新幹線の始発スタートで約半日。
いっそ前泊つけて東京スタートにしようかなとも思ったものの、そんなに大幅に時間短縮できるわけでもないので却下。
いつもは新幹線に乗ると帰ってきてから発熱してたけど、今回は無事に乗り切りました。
乗り物の中ではずっとマスクをしていたこと、そして一人旅だったのが大きかったかも・・・・・
1日目 伊勢神宮外宮~月夜見宮
昼過ぎに伊勢に着き、まずは宿で荷物を預かってもらう。
思いの外暑いのにおののく・・・・しかし今回はしっかりカメラを背負ってきているのもあり、更に風も結構強かったので、ええいままよと日傘を却下。
(カメラは背負ってきたものの、やっぱり人の眼とカメラの眼というのは全く違うもので・・・・そして何だか写真撮るのが失礼な感じがしてしまい、ほとんど撮らなかった。)
昼食もそこそこに、まずはお参り。
遷宮翌年のおかげ年ということもあり、木の匂い漂う空間。
そしてなんだかとても澄んで、張りつめた空気感。
ここは人間の場所というよりも、本当に神様の家なんだなーと思ったのです。
で、別宮にもお参りしながら1時間以上うろうろし、そのまま月夜見宮へ移動。
そして何だかんだで気が付くと16時すぎ。
ここまで何も食べずに移動していたので、そろそろまずいと思ったものの、なんかお店がちょっとずつ閉まりはじめてる・・・・ような・・・・
食いっぱぐれる予感?
ということで、とりあえず。
参道の入口もしくは出口に甘味処がある理由に納得。
嘘かほんとか、この日の歩数は2万歩越え、徒歩による移動距離は14キロ越え。
2日目 伊勢神宮内宮~猿田彦神社~月讀宮、そして鳥羽
この日は伊勢市駅の手荷物配送所が開くのを待って、鳥羽の宿まで大きな荷物を送ってもらう。
で、ここからバスで内宮へ移動。
日本庭園からうっそうとした境内へと続く長い長い参道、魚が泳ぐ五十鈴川で禊ぎ。
でも、内宮は外宮に比べるとぱっかーんと開いた空気。
時間的にも参拝者の数的にも、境内の広さ的にもそう感じたんだと思う。
ゆっくりじっくりお参りしながら、2時間ほどかけておはらい町に出た。
しかしこの日も暑くて、コロッケとか牛串とか食べ歩く気にはなれなかったー。
ここでやっと、念願の伊勢うどんを食す。
驚きの麺のやわさ、そして熱さ。
しかし意外なことに、真っ黒いおつゆは出汁味でした。
猿田彦神社、月讀宮とお参りして、近鉄五十鈴川駅にやっとたどり着く。
バスがあまりに混んでたので徒歩移動だったけど、遭難するかと思った。
そこから電車で鳥羽へ。
本当は鳥羽水族館は3日目の予定だったんだけど、思いの外早く着いたので行ってみることに。
結構疲れてたので、ピンポイントでまずはスナメリ。
飼育員さんが水槽に張り付いて、スナメリ親子の授乳の回数を調べていた。
それからカブトガニの後足がガンダムっぽいのに驚き、トドがプールの高いところからきれいに飛び込むことに感心し、駅に戻る道すがらやはり「赤福」の看板に抗うことができず。
鳥羽駅前から送迎バスで相差の宿に移動し、ぬるぬるの温泉と伊勢海老と、その他ごりごりのお魚を堪能したのでした。
3日目 石神さん~名古屋~帰途
なぜ相差に宿を取ったかというと、(旅を思い立った当時は)石神さんにお参りしたいと思ったから。
石神さんは女性のお願いを一つだけ叶えてくれる神様だっていうし。
しかしここに至って、昨日まで神様めぐりをしたことで(いやもっと前からだなあ)何だか毒気が抜けてしまったというか、はてさて何をお願いしたもんかのう、という状態になってしまった。
何かね、「いつもお世話になっております」しか出てこない。うーん。
しかし宿から石神さんまで送迎してくれるっていうし、ご挨拶はしてきました。
石神さんには週末になるとものすごい数の参拝者が押し寄せるということだったのに、「世界ネコ歩き」的な細道の先にお社があってびっくりしましたさ。
そして、体調的には問題なかったものの、体力的には2日が限界だった模様。
昼前に伊勢市まで戻って、名古屋までの特急券を買い、ここでも更に伊勢うどんを食べ(やっぱり個性があるんだね!)、そしてなんと時間を間違えて1時間早い電車に乗ってしまった。
思いがけず名古屋で1時間のフリータイム。
しかし名古屋は都会でのう・・・・どこへ行ったら良いものやら分からず・・・・波に打ち寄せられるようにスタバへ・・・・
こうやってちょっとずつ現世へのリハビリをしながら、何年ごしかの夢は叶ったのです。
確実に言えることは、「伊勢神宮はパワースポットなんてもんじゃない」。
何かを期待したり、もらったり、お願いしたりするような場所じゃない。
山の中で自分のちっぽけさを確認し、時間の流れに比べたら人間の一生なんて一瞬だということも実感し、そんな中でずっと続いてきた人間の生活の営みってすごいなーと思い、自分が抱えてる悩みやもやもやなんて結局大したことないんだよね、という意味で心洗われる(ま、すぐに元に戻るんだけど)場所だった。
異次元だった。
こりゃおはらい町がないと日常には戻ってこれないわ、的な。
そしてそして、相差の旅館の人が言っていた。
「医者とか金で何とかできるようなことなら、神様にはお願いしません。その範疇を越えたら神頼み。」
あーなんか、いろいろカルチャーショック。
この土地は、やっぱり次元もレベルも違うようです。
しかしまた行きたいぞ、伊勢。
一生一度は行っといた方がいいぞ。(もう行ったけど)
とにかく天気に恵まれた旅でした。
そしてどこへ行ってもご飯は超あつあつ、どれもこれもおいしかった。
一人でカウンターフレンチもいただきました。(超現世的感想。人間なんてそんなもん。)
次はレンタカー借りようかしら。
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いっそ前泊つけて東京スタートにしようかなとも思ったものの、そんなに大幅に時間短縮できるわけでもないので却下。
いつもは新幹線に乗ると帰ってきてから発熱してたけど、今回は無事に乗り切りました。
乗り物の中ではずっとマスクをしていたこと、そして一人旅だったのが大きかったかも・・・・・
1日目 伊勢神宮外宮~月夜見宮
昼過ぎに伊勢に着き、まずは宿で荷物を預かってもらう。
思いの外暑いのにおののく・・・・しかし今回はしっかりカメラを背負ってきているのもあり、更に風も結構強かったので、ええいままよと日傘を却下。
(カメラは背負ってきたものの、やっぱり人の眼とカメラの眼というのは全く違うもので・・・・そして何だか写真撮るのが失礼な感じがしてしまい、ほとんど撮らなかった。)
昼食もそこそこに、まずはお参り。
遷宮翌年のおかげ年ということもあり、木の匂い漂う空間。
そしてなんだかとても澄んで、張りつめた空気感。
ここは人間の場所というよりも、本当に神様の家なんだなーと思ったのです。
で、別宮にもお参りしながら1時間以上うろうろし、そのまま月夜見宮へ移動。
そして何だかんだで気が付くと16時すぎ。
ここまで何も食べずに移動していたので、そろそろまずいと思ったものの、なんかお店がちょっとずつ閉まりはじめてる・・・・ような・・・・
食いっぱぐれる予感?
ということで、とりあえず。
参道の入口もしくは出口に甘味処がある理由に納得。
嘘かほんとか、この日の歩数は2万歩越え、徒歩による移動距離は14キロ越え。
2日目 伊勢神宮内宮~猿田彦神社~月讀宮、そして鳥羽
この日は伊勢市駅の手荷物配送所が開くのを待って、鳥羽の宿まで大きな荷物を送ってもらう。
で、ここからバスで内宮へ移動。
日本庭園からうっそうとした境内へと続く長い長い参道、魚が泳ぐ五十鈴川で禊ぎ。
でも、内宮は外宮に比べるとぱっかーんと開いた空気。
時間的にも参拝者の数的にも、境内の広さ的にもそう感じたんだと思う。
ゆっくりじっくりお参りしながら、2時間ほどかけておはらい町に出た。
しかしこの日も暑くて、コロッケとか牛串とか食べ歩く気にはなれなかったー。
ここでやっと、念願の伊勢うどんを食す。
驚きの麺のやわさ、そして熱さ。
しかし意外なことに、真っ黒いおつゆは出汁味でした。
猿田彦神社、月讀宮とお参りして、近鉄五十鈴川駅にやっとたどり着く。
バスがあまりに混んでたので徒歩移動だったけど、遭難するかと思った。
そこから電車で鳥羽へ。
本当は鳥羽水族館は3日目の予定だったんだけど、思いの外早く着いたので行ってみることに。
結構疲れてたので、ピンポイントでまずはスナメリ。
飼育員さんが水槽に張り付いて、スナメリ親子の授乳の回数を調べていた。
それからカブトガニの後足がガンダムっぽいのに驚き、トドがプールの高いところからきれいに飛び込むことに感心し、駅に戻る道すがらやはり「赤福」の看板に抗うことができず。
鳥羽駅前から送迎バスで相差の宿に移動し、ぬるぬるの温泉と伊勢海老と、その他ごりごりのお魚を堪能したのでした。
3日目 石神さん~名古屋~帰途
なぜ相差に宿を取ったかというと、(旅を思い立った当時は)石神さんにお参りしたいと思ったから。
石神さんは女性のお願いを一つだけ叶えてくれる神様だっていうし。
しかしここに至って、昨日まで神様めぐりをしたことで(いやもっと前からだなあ)何だか毒気が抜けてしまったというか、はてさて何をお願いしたもんかのう、という状態になってしまった。
何かね、「いつもお世話になっております」しか出てこない。うーん。
しかし宿から石神さんまで送迎してくれるっていうし、ご挨拶はしてきました。
石神さんには週末になるとものすごい数の参拝者が押し寄せるということだったのに、「世界ネコ歩き」的な細道の先にお社があってびっくりしましたさ。
そして、体調的には問題なかったものの、体力的には2日が限界だった模様。
昼前に伊勢市まで戻って、名古屋までの特急券を買い、ここでも更に伊勢うどんを食べ(やっぱり個性があるんだね!)、そしてなんと時間を間違えて1時間早い電車に乗ってしまった。
思いがけず名古屋で1時間のフリータイム。
しかし名古屋は都会でのう・・・・どこへ行ったら良いものやら分からず・・・・波に打ち寄せられるようにスタバへ・・・・
こうやってちょっとずつ現世へのリハビリをしながら、何年ごしかの夢は叶ったのです。
確実に言えることは、「伊勢神宮はパワースポットなんてもんじゃない」。
何かを期待したり、もらったり、お願いしたりするような場所じゃない。
山の中で自分のちっぽけさを確認し、時間の流れに比べたら人間の一生なんて一瞬だということも実感し、そんな中でずっと続いてきた人間の生活の営みってすごいなーと思い、自分が抱えてる悩みやもやもやなんて結局大したことないんだよね、という意味で心洗われる(ま、すぐに元に戻るんだけど)場所だった。
異次元だった。
こりゃおはらい町がないと日常には戻ってこれないわ、的な。
そしてそして、相差の旅館の人が言っていた。
「医者とか金で何とかできるようなことなら、神様にはお願いしません。その範疇を越えたら神頼み。」
あーなんか、いろいろカルチャーショック。
この土地は、やっぱり次元もレベルも違うようです。
しかしまた行きたいぞ、伊勢。
一生一度は行っといた方がいいぞ。(もう行ったけど)
とにかく天気に恵まれた旅でした。
そしてどこへ行ってもご飯は超あつあつ、どれもこれもおいしかった。
一人でカウンターフレンチもいただきました。(超現世的感想。人間なんてそんなもん。)
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by amefurashimodoki
| 2014-10-05 00:46
| 日常生活
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
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