FOLFOX2回目 Day1
朝から血液検査→診察。
髪を切った上に、顔の3/4がマスクで覆われているのでまるで不審者だ。
先生しばし呆然。いや診察券、本人ですから。
夜になると下痢になること、虫刺されのような発疹があることを報告。
下痢については様子見、発疹については……かゆい最中の発疹が見えるところになかったので、これも様子見。
ただ、アレルギーが出たんだとすると、薬を変えなきゃならない可能性がある。
ということは、FOLFOX→FOLFIRIか。
それはちょっとー。
でもまぁ血液検査のデータは問題なく、というか前回の終了1週間後より良くなっているとのことで、何もなければ2回目ゴーサイン。
そういえば、ってんで、軽い気持ちで前回の外科外来で聞きそびれたことを聞いてみた。
手術の結果、どうなってたんですか?
とたん、あからさまに表情が曇ったよ先生。
あれ、変なこと聞いたかな?
あわよくば、転移がなかったらステージⅡあたりですか?なんて聞こうと思ってたんだが。
リンパや血管にもまぁ、転移はあったんですよ。
まぁ想定の範囲内ですけどね、遠隔転移してるくらいだから。
だって。
てことは、ばりばりのステージⅣじゃん。
両親は「肺の他には転移なし」と言われたと言ってたが。
一天にわかにかき曇る。
他にまだ言ってないことはありませんか?
化学療法センターは、外来専門なだけあって意外とにぎやかだった。
ただ、タイミングが悪かったためになかなか薬が来ず、結構待つはめに。
体重を計り、前回の2キロ減から戻ってないことにがっかりしながら(幸せな悩みじゃないか!)、ベッドで待つ。
何かいたれりつくせりで、もぞもぞする。
次回からはテレビカードを買い、イヤホンとiPodを持参し、前開きの服を着替え(インスタント病衣)として持っていけばよいということが分かった。
今回は昼からアバスチン60分→吐き気止め・アレルギー止め30分→オキサリプラチン+アイソボリン120分→5-FU15分、後はシュアフューザーで5-FUを46時間。
吐き気止め・アレルギー止めの薬が前回よりもかなり派手になってたんだけど、何が入ってるのか書いてある紙をもらってこなかった。
アレルギー疑いなんだなー。
更に、どうやら自分は前回の外科外来で吐き気について愚痴りすぎたらしく、高級・強力吐き気止め「イメンド」まで処方されていた。
(この薬は薬価が高いから、最初は先生のよくわからない配慮が働いたようだ。神の声があったみたい。)
今日から看護師さんがポートに穿刺してくれる。
途中から研修医が登場したが、見学だったらしい。よかった。
また例によって「刺された時も痛かった」という話になる。
えーまだポートが生傷だったからなんじゃないのー?とか言われつつ、はい刺しますよー、……刺し終わり。
ほんと?ほんとに刺さったの?
普通の注射と同じくらいの痛みじゃん!
じゃあ前回のあの剛力全力圧迫は何だったのさ?
研修医の先生が見学に来たために、最初から最後までの解説つきだった。
別に衆人環視の下でやるわけじゃなし、痛くされなければいくらでも見学どうぞー。
こちらとしても、いろんな話が聞けるので楽しい。
アバスチンを入れながら昼食をとり、雑誌を読みながら吐き気止めを入れ、唐招提寺と室生寺にはぜひ行かねばと思い、オキサリプラチンのアンプルに「毒」、5-FUに「劇薬」の表示を見つけてウケ、5-FUの空アンプルで何を工作するべきか考えてるうちに(「日本の名城」とも思ったが、ここはひとつシャンデリアだろうか)眠気がひどくなり、ギブアップ。
あとはほぼ眠って過ごした。
トイレにも3回ほど。水分は1リットル近く飲んだ。
輸液ポンプは電源つながってて面倒だー。
今日はまず眠気。これはアレルギー止めの点滴のため。
そして何だか来ましたよ、オキサリプラチンの寒冷刺激。
トイレのエアータオルで、両手の指先がびりびりしたのでびっくり!これか!
あまりにびっくりしたためか、薬用ミューズハンドソープ詰め替えを買ったつもりが、泡ミューズを買ってしまっていた。
いろいろと面倒だー。
足の裏も、何だか冷たさを強く感じるようだ。
やはり皮膚が弱いのかしら。
そして、5-FUを入れ始めると、体が熱くなったり冷えたりを繰り返す感じがする。
これも前回あったなぁ。
あとは、ヨーグルトが苦い。これも前回あった。
口内の寒冷刺激はあまりないが、苦味を強く感じるようだ。
というか、味覚のバランスがおかしくなってるのかな?なぜか一口目で唾液腺がきゅーとなる。なんでだ。
ここから多分食欲不振地獄になると思うので、なんちゃって食事療法は一旦お休みにして、食べられるものを食べることにする。
一旦お休みとはいえ、大きく外れることはないつもり。塩分の摂取は気を付けます。
でも、ホットケーキ(バター&シロップ)とか食べますよ。
このまま治療1回につき2キロ落ち続けたら大変。
血液について。
できれば前回の入院時の最初のデータも欲しかったんだけど、今回のもののみ手に入ったので。
とりあえず昨年度の献血時の平均実績と比べておく。
白血球数 6220(昨年)→4100(今回)
好中球数 45.2%(実数1900)
リンパ球数 41.6%(実数1700)
赤血球数 456.8(昨年)→440.0(今回)
Hb量 12.9(昨年)→12.1(今回) ※Hb=ヘモグロビン
血小板数 27.6(昨年)→19.9(今回)
下がってますな。しかも血小板が。
他のデータも軒並み最低記録更新。
こんなに下がるとは正直驚いた。
好中球も、割合はぎりぎり下限ラインをクリアしてるけど、白血球数自体が少ないので実数は下限割ってるし。
化学療法的にはまだまだいける数値なのだろうが、先生も「次あたりちょっとお休みするかもしれないね」と言っていた。
うん、それは問題ないと思う。(このままだとゴスペラーズのライブにぶつかりそうなので……モニョモニョ)
手洗いとうがいを頑張ろう。
髪を切った上に、顔の3/4がマスクで覆われているのでまるで不審者だ。
先生しばし呆然。いや診察券、本人ですから。
夜になると下痢になること、虫刺されのような発疹があることを報告。
下痢については様子見、発疹については……かゆい最中の発疹が見えるところになかったので、これも様子見。
ただ、アレルギーが出たんだとすると、薬を変えなきゃならない可能性がある。
ということは、FOLFOX→FOLFIRIか。
それはちょっとー。
でもまぁ血液検査のデータは問題なく、というか前回の終了1週間後より良くなっているとのことで、何もなければ2回目ゴーサイン。
そういえば、ってんで、軽い気持ちで前回の外科外来で聞きそびれたことを聞いてみた。
手術の結果、どうなってたんですか?
とたん、あからさまに表情が曇ったよ先生。
あれ、変なこと聞いたかな?
あわよくば、転移がなかったらステージⅡあたりですか?なんて聞こうと思ってたんだが。
リンパや血管にもまぁ、転移はあったんですよ。
まぁ想定の範囲内ですけどね、遠隔転移してるくらいだから。
だって。
てことは、ばりばりのステージⅣじゃん。
両親は「肺の他には転移なし」と言われたと言ってたが。
一天にわかにかき曇る。
他にまだ言ってないことはありませんか?
化学療法センターは、外来専門なだけあって意外とにぎやかだった。
ただ、タイミングが悪かったためになかなか薬が来ず、結構待つはめに。
体重を計り、前回の2キロ減から戻ってないことにがっかりしながら(幸せな悩みじゃないか!)、ベッドで待つ。
何かいたれりつくせりで、もぞもぞする。
次回からはテレビカードを買い、イヤホンとiPodを持参し、前開きの服を着替え(インスタント病衣)として持っていけばよいということが分かった。
今回は昼からアバスチン60分→吐き気止め・アレルギー止め30分→オキサリプラチン+アイソボリン120分→5-FU15分、後はシュアフューザーで5-FUを46時間。
吐き気止め・アレルギー止めの薬が前回よりもかなり派手になってたんだけど、何が入ってるのか書いてある紙をもらってこなかった。
アレルギー疑いなんだなー。
更に、どうやら自分は前回の外科外来で吐き気について愚痴りすぎたらしく、高級・強力吐き気止め「イメンド」まで処方されていた。
(この薬は薬価が高いから、最初は先生のよくわからない配慮が働いたようだ。神の声があったみたい。)
今日から看護師さんがポートに穿刺してくれる。
途中から研修医が登場したが、見学だったらしい。よかった。
また例によって「刺された時も痛かった」という話になる。
えーまだポートが生傷だったからなんじゃないのー?とか言われつつ、はい刺しますよー、……刺し終わり。
ほんと?ほんとに刺さったの?
普通の注射と同じくらいの痛みじゃん!
じゃあ前回のあの剛力全力圧迫は何だったのさ?
研修医の先生が見学に来たために、最初から最後までの解説つきだった。
別に衆人環視の下でやるわけじゃなし、痛くされなければいくらでも見学どうぞー。
こちらとしても、いろんな話が聞けるので楽しい。
アバスチンを入れながら昼食をとり、雑誌を読みながら吐き気止めを入れ、唐招提寺と室生寺にはぜひ行かねばと思い、オキサリプラチンのアンプルに「毒」、5-FUに「劇薬」の表示を見つけてウケ、5-FUの空アンプルで何を工作するべきか考えてるうちに(「日本の名城」とも思ったが、ここはひとつシャンデリアだろうか)眠気がひどくなり、ギブアップ。
あとはほぼ眠って過ごした。
トイレにも3回ほど。水分は1リットル近く飲んだ。
輸液ポンプは電源つながってて面倒だー。
今日はまず眠気。これはアレルギー止めの点滴のため。
そして何だか来ましたよ、オキサリプラチンの寒冷刺激。
トイレのエアータオルで、両手の指先がびりびりしたのでびっくり!これか!
あまりにびっくりしたためか、薬用ミューズハンドソープ詰め替えを買ったつもりが、泡ミューズを買ってしまっていた。
いろいろと面倒だー。
足の裏も、何だか冷たさを強く感じるようだ。
やはり皮膚が弱いのかしら。
そして、5-FUを入れ始めると、体が熱くなったり冷えたりを繰り返す感じがする。
これも前回あったなぁ。
あとは、ヨーグルトが苦い。これも前回あった。
口内の寒冷刺激はあまりないが、苦味を強く感じるようだ。
というか、味覚のバランスがおかしくなってるのかな?なぜか一口目で唾液腺がきゅーとなる。なんでだ。
ここから多分食欲不振地獄になると思うので、なんちゃって食事療法は一旦お休みにして、食べられるものを食べることにする。
一旦お休みとはいえ、大きく外れることはないつもり。塩分の摂取は気を付けます。
でも、ホットケーキ(バター&シロップ)とか食べますよ。
このまま治療1回につき2キロ落ち続けたら大変。
血液について。
できれば前回の入院時の最初のデータも欲しかったんだけど、今回のもののみ手に入ったので。
とりあえず昨年度の献血時の平均実績と比べておく。
白血球数 6220(昨年)→4100(今回)
好中球数 45.2%(実数1900)
リンパ球数 41.6%(実数1700)
赤血球数 456.8(昨年)→440.0(今回)
Hb量 12.9(昨年)→12.1(今回) ※Hb=ヘモグロビン
血小板数 27.6(昨年)→19.9(今回)
下がってますな。しかも血小板が。
他のデータも軒並み最低記録更新。
こんなに下がるとは正直驚いた。
好中球も、割合はぎりぎり下限ラインをクリアしてるけど、白血球数自体が少ないので実数は下限割ってるし。
化学療法的にはまだまだいける数値なのだろうが、先生も「次あたりちょっとお休みするかもしれないね」と言っていた。
うん、それは問題ないと思う。(このままだとゴスペラーズのライブにぶつかりそうなので……モニョモニョ)
手洗いとうがいを頑張ろう。
by amefurashimodoki
| 2011-09-07 23:49
| FOLFOX+BV
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
by あめふら
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
最新の記事
復帰延期 |
at 2017-10-11 10:57 |
今年度上半期を振り返る |
at 2017-09-20 14:20 |
骨折、そしてTDRに行きたい |
at 2017-08-30 12:15 |
杖を使って生きていく |
at 2017-08-26 11:14 |
帰ってきて、大変だった |
at 2017-08-20 21:48 |