人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あめふら日記

思いつくことなど

1、職場にて
とても暑い日に。
K女史「あめふらさん、窓開けていい?」
あめふら「あーどうぞ(なぜわざわざ確認を?)」
K女史「ごめんなさいねー窓開けたらあめふらさんの体に障るかと思って」
あめふら「あーいえいえいえいえ。そんなことないですから」

窓開けたくらいで倒れるんだったら、仕事に来てませんけど。
いや、気遣ってくださってるのは分かるのです。
ですが。
いきなり重病人扱いされて非常にびっくりした。
自分はこうやって周りの人の配慮を踏みにじってしまうのだな。


2、両親から
今までは自分で何でもやってきたけど、これからは周りに頼って生きていくことを覚えること。
周りに頭を下げて、甘えさせてくださいとお願いしながら生きていかなくてはいけない。
(ただ、両親に何も言わずに全ての検査を自分一人で終えたのは、正直ありがたかったとも言われた。微妙だな。)

周りに頼るのもスキルのうちだが、自分にはそのスキルがないんだと痛感する昨今。
例えば、「検査なので休みます」の後の「ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」に心がこもっていないというか。
電話対応を覚えたての子どもみたいな発語。
周りにうまく頼るのは難しい。


3、友人・知人とのやりとり
友人1号「10月のライブまでに治そうね、大丈夫だよ何とかなるって」
友人2号「9月の展覧会の無料招待券が手に入りました」
友人3号「夏祭りは8月の頭だって。混むけど行きたい」

先のことを提示されるとちょっとつらい。
きゅーんとなる。
というか、今まで「先がある」ことをいかに当たり前のこととして認識していたか。
いや、認識していたかどうかすら分からない。
生存率、という言葉がやはりリアルに目の前にちらついている今、でも「先がある」ことを考えて過ごしていかないと負ける気もする。
無常観てこういうところから生まれるんだろうか。
いやでも無常観と無気力は違うよな。
じゃあ無常観と諦観は?


4、何でも話してと人はいう
じゃあ、ってんでちょっとこの先の不安を話してみた。
「うーんよくわかんないんだけど」
相互理解の難しさよ。

じゃあ、よくわかんないけど重病人扱いされた、と話してみる。
「それは相手の好意なんだから素直に受け取らないと」
でもそういう愚痴も吐き出していかなきゃならないんだよ、と続く。

そうか、愚痴をクイックで返されたら、愚痴れなくなるんだ。
人の話を聞く難しさを痛感。
最近いろいろと学ぶことが多い。






by amefurashimodoki | 2011-07-14 00:01 | 病気さまざま
2011年、35歳で直腸がん+両肺転移が判明、ステージ4からのスタート。低位前方術、FOLFOX、FOLFIRI、UFT/LV、IRIS、Cet、肺切除、ロンサーフ、肺RFA。
by あめふら
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新の記事

復帰延期
at 2017-10-11 10:57
今年度上半期を振り返る
at 2017-09-20 14:20
骨折、そしてTDRに行きたい
at 2017-08-30 12:15
杖を使って生きていく
at 2017-08-26 11:14
帰ってきて、大変だった
at 2017-08-20 21:48

ブログジャンル